アニメ批評「私に天使が舞い降りた!」(2019年冬)

2019年の冬・第1クールは、「バーチャルさんはみている」や「けものフレンズ2」といった資源の無駄使いともいえる糞アニメから、「かぐや様は告らせたい」や「ケムリクサ」のような神アニメまで様々な作品が出揃った激動の1クールであった。ここでは「わたてん」の略称で親しまれた平成最後の神ロリアニメ「私に天使が舞い降りた!」を批評していく。ただ本作品は非常に出来がよく、今までの評価法では○や◎だらけになってしまい問題点が分かりにくいため、以下の3つの記号および評価点に絞ることにする。

×=良くない点・改善すべき点
△=あまり良くないと思った点
□=普通に視聴していると気づきにくいポイント・およびただの独り言


1話『もにょっとした気持ち』
□花との出会いのときに、ドアの取っ手や花の髪飾りの左右が逆転しているのは、みやこの瞳の中の映像という演出である。
□壁にあるカレンダーを見るに、この世界は令和元年の5月であると考えられる。
×謎な塗りわけをされた世界地図。以降もたびたび登場するが、領土問題・国際問題を想起させるため余計なことはしないでほしい。国ごとや大陸ごとの大まかな色分けではダメだったのだろうか?
男児2名確認

2話『サイキョーにカワイイ』
□大学生のみやこが着れるホワイトリリィのコスプレ服を、小5の乃愛が普通に着れるのか?
×みやこのスマホがめったに鳴らないためどこにあるか分からないというネタは、花をスマホのカメラで撮りまくっていたため、少し矛盾を感じる。撮影シーンは後々の話に出てくるデジカメ(および一眼レフ)で統一した方がよかったかもしれない。(10話でのスマホを忘れるくだりともマッチする)
□サイキョーにカワイイアタシを撮ろう!大会で、ひなたと花も自分のスマホを持っていることが確認できる。(みやこと乃愛のスマホとは色が異なるため)
男児2名確認

3話『刷り込み』
△ひなたに夏音が「すごろくできたら見せてね」と言っていたが、完成した「みゃー姉更生すごろく」を見せたのか?見せたなら夏音は疑問に思わなかったのか?
×みやこの小学生のときの通知表の所見欄の「成績」の績(糸へん)が積(のぎへん)になっている。
△ひなたが追いかけているトラックの陰がおかしい。(トラックの右側に影がない)
△みやこのスマホのカメラのレンズの位置が、1話・2話のときと逆になっている。
×刷り込みというタイトルであるが、ひなたがなぜ母ではなくみやこに懐いたのかの理由が明かされず、刷り込みというよりかは単なる好みの問題になってしまっている。

4話『ちょっとお話よろしいですか?』
□花が水浸しになったアイスを庭に捨てているが、かき氷の氷の部分だけを捨てているのか?
×みやこがスク水が苦手な理由が謎。スク水は視聴者にとって一番人気の水着であり、反感を買うためきちんと理由を言ってほしい。
□乃愛が「ひなたちゃーんあそぼー!」と言っているシーンで、みやこの服が黒から白になっている。
□この話から、スマホではなくデジカメで撮影をしているみやこ。
△浴衣が3人とも同じような形であり、いまひとつ。また、小学生なのだから股下の短いミニの浴衣(浴衣ドレス)の需要にも応えて欲しかった。(特にひなた)
△小依の輪投げ30本は流石にやりすぎ。(1回3本300円or6本500円であるため2500~3000円)
□次回予告で花が持っている水着ひげろーの水着がかなりきわどい。

5話『いいから私にまかせなさい!』
□調理実習や下校のシーンでかなりの生徒が画面に映ったが、男児は一人も確認できず。
△こげたクッキーの行方が気になる。(おそらくみやこに渡したであろうが、そのときの反応も含めて)
夏音のコスプレも一回くらいは見たかった。(文化祭での天使やOVAでは見れるが)
□給食のシーンで男児4名確認。
□先生「…流行ってるの?」のシーンで男児2名確認。これを最後に男児は登場しない。

6話『みゃー姉に友だちはいないぞ』
△ひなたが武装メイドの衣装を脱ぐ姿を少しくらい見たかった。
△いつの間にかみやこが一人で着てるのを知っているひなた。2話では知らなかった描写があるが、いつ知ったのか?
□松本がみやこに名前で香子と呼ぶことを頼み、実際に香子ちゃんと呼んだが、それ以降一度も名前で呼ぶことはなく、ずっと「松本さん」である。
□高2時の松本も、みやこに倣ってか黄色いカラコンをしている。
□この話のEDから、ラストに松本が覗いている。

7話『みゃー姉が何いってるかわかんない』
□この話のOPから、松本がこっちを見る。
□OP明けのひなたの制服の首もとが、体温を測った後のためめくれている細かい演出。
×ひなたが一瞬で寝たと思いきや、みやこの「やっと寝た」のセリフで台無し。
△小依のセリフ中の「コンビニに売ってなかったから」は不要か。帰り道にスーパーもあるであろうし、ネギを買ってきたところでどう食べさせるのか。
□乃愛が、花は料理苦手と言ったのは、小依のミスによる黒こげクッキーのせいか?
△余ったクリームが欲しいと言った花に対してみやこが、それは越えちゃいけない一線と言うが、そこまでのことではないと思う。
□乃愛のデートの誘いを、結構ですと影つきの顔で断るのは少し可哀想。
△どうして好きなら離れて欲しいかの理由を言わないと、理屈が通じないということにはならない。(理屈が通じないのではなく、主張を呑んでもらえていないだけ)
□演出として、みやこと距離を置くように言われたひなたの2日目と3日目の反応を逆にしたほうが良かったように思える。

8話『知らないほうが幸せなことってあるよ』
△乃愛の服がとび職のようなクソみたいな服を着ているが、普通にロングスカートにしたほうがよかったと思う。
□チョコアイスを食べるひなたの頭のあたりに映っている人(頭)は、実は松本である。(9話Cパートの写真で確認できる)
□卒アルの写真ではカラコンをしていない当時の松本。
□友奈(松本の妹)の見たみやこがホワイトリリィになっている写真は、1話で姫坂家の引越しのバイトをしていた松本が撮った写真であろう。(9話Cパートの写真で確認できる)
□みやこが乃愛のお手とおかわりの真似をするひなた。最初にみやこと逆の手を出してしまい少し動揺するところまで細かく描かれている。

9話『私が寝るまでいてくださいね』
□この話では、みやこのカメラがデジカメから一眼レフになっている。
△6時に起き、13時から映画開演であるが、早起きしたわりにサンドイッチ作りに時間がかかりすぎでは?
□乃愛がサンドイッチのバスケットの蓋を閉めようとするとき、一度引っかかって閉じ直している。
△天使だった頃のみやこの写真が映っているシーンで、左上のピンクの服を着ている可愛い写真が見切れている。
△アルバムを持ってきたときはWinRARのアイコンのように分厚かったが、いつの間にか薄くなっている。
□めがほむ化した花の妄想から抜け出したときのひなたが、いきなり眼帯をつけている。
△ひなたが、みやこの作った料理の話をした後によだれをぬぐうという演出が分かりにくい。
□8話のリンゴはアップルパイとなり、花の口に入ったことがうかがえる。
□乃愛が左手でスプーンを使っている。
□SIRENTの文字のあとに4人の座り位置が反転しているのは、テレビ画面に反射している4人の姿であるため逆になっている。(が、分かりにくい演出である)

10話『また余計なこと言っちゃった』
□若干の作画の崩れが見られる回
△なぜか乃愛が固まっているシーンが多く見られた。
△乃愛がジャンケンに参加している理由がナゾ。
□シュークリームを買った帰り道で、花が縁石で背伸びをしてみやこと同じ背の高さになっているというシーンで、縁石が高すぎるのではないかという指摘を散見した。みやこと花の身長の差は、公式サイトから20.4cmであることが分かり、花が背伸びをしていることから縁石が高さは約15cmであることから、これは標準的な縁石の高さであるといえる。

11話『つまりお姉さんのせいです』
△所々に顔や輪郭の乱れが見られる回
□花が劇の主役を務めることを知りビデオを買わなきゃと言っていたり、中盤で「早くビデオ買わなきゃな~」と言っていたみやこだが、結局12話での上演中では撮影していなかった。
×3話では「5年3組」と書かれていた教室の表札が「5-3」になっている。(終盤で映る別の教室の表札も同様に「3-3」「3-4」「5-2」「6-1」「5-4」「1-2」となっている。)
□松本のスマホの背面が、みやこのスマホと同じ。おそらく同じ機種を買ったのであろう。(正面は確認できず)
△乃愛が縫っているシーンで右手で針を持っている。9話でカレーを食べるときにスプーンを持つ手は左であった。
□天使のまなざしは、「先生が用意してくれたオリジナルの話」と夏音が言っていたことから、あの壮大は劇のストーリーは先生が作ったと考えるのが自然であろう。
×天使が弓矢で人間を撃ち殺すという、ひなたが台本の内容を忘れる(間違える)というギャグは無理がありすぎて違和感がある。
×小依と夏音の風呂シーンカット
△教室で女子生徒たちがまるでEDの「ハッピーハッピーフレンズ」のような振り付けを練習していたが、劇中にそのようなポーズは登場せず。
△花がみやこのパーカーを引っ張るシーンで、もう少し脱げてる感が欲しかった。

12話『天使のまなざし』
□演劇の途中で一気に場が開けて壮大になるのは、そのときみやこの瞳がアップになることから、みやこの脳内補正がかかっているということであろう。そのため、あたかもワイヤーアクションをしているかのように自然に飛んだり、天使の輪をつなぐ針金が消えていたり、乃愛の演じるマリーの眉毛の色がちぐはぐになっていなくなっていたりしている。
×劇中の後半に松本姉妹が登場するしているが、意味がよく分からない。先述の通り、みやこの脳内補正がかかっている最中であるから、実際に松本姉妹が劇に出ているかどうかは微妙である。仮に松本姉妹が出演しているとすると、そのすぐ後に松本姉妹が観客に戻っていたり、演劇後の教室での担任の先生との会話との整合性が取れない。また、実際には出演していないとした場合は、他の生徒が演じている様子をなぜか松本姉妹に変換したことになり、これも意味不明である。このような安直な笑いに走らないで欲しい。
□10話Cパートにて黒板に脇役の配役として「その他 天使2人・人間5人」と書いてあったが、実際にはその他の天使は4人以上確認できる。
×11話でみやこが先生に不審な人物として捕まえられたことに対することが一切なかったかのようになっていて、まるで初対面のようになっている。ひなたの姉=みゃー姉さんということは既に知っていたはずである。
□教室での乃愛と小依の黄緑色の首輪(チョーカー)が消えているシーンがある。
×11話で「5-3」と書かれていた教室の表札が3話での表記の「5年3組」(隣や他の教室では5年2組・1年2組・1年3組)に戻っている。さらに、終盤のみやこがくしゃみをするシーンでは「5-3」になっており、一貫性がない。
△みやこの走馬灯が流れるシーンは、みやこのモノローグからも花が映っているシーンのみにしたほうが自然か。
□花の最後のセリフ「おじゃまします」が、1話での花の最初のセリフと一致している。

OVA EP01『期待を裏切らないね』
OVAということもあり、作画が大幅に崩れている箇所が随所に見られる。
□本編では見えていなかった、乃愛と花のなんでもやる券。手作りなだけあり、互いに個性が出ている。
×ひなた・乃愛・花の3人が湖に入って遊ぶシーンにおいて、みやこも含め水着の上にライフジャケット的なものを着ている。せっかくの水着シーンが台無し。サブタイをもじって言えば『期待を裏切られたね』
□テントを張ったり、着火剤の使い方やスモアの登場といった一連の流れが、ゆるキャン△を彷彿させる。

OVA EP02『常に寄り添い』
×この話のほとんど全てが本編の映像の使いまわしである。

OVA EP03『これに着替えましょう!』
□この回は作画は安定しており、各キャラのコスプレ姿もかわいく描けている。
□友奈(松本の妹)のコスプレが、ゆるゆりの京子のトメイトゥに似ている。

OVA EP04『私がお姉ちゃんだよ』
□みやこが着ている服が上下とも、1話や6話でひなたが着ていた服と同じであり、お下がりであったことが分かる。

総評
冒頭にも述べたが、本作品は非常に出来がよいため、今回は×・△・□の3つの記号および評価点に絞っている。そのため私がこの作品に対して文句ばかりを言っているように見えるかもしれないが、そうではない。スマホの画面内の描写やキャラクターひとりひとりの所作など、かなり細かい演出が施されている。それに対して一つひとつ◎や○で書いているとかなりの文量になってしまうため今回は割愛した。
総評としてのマイナス点を挙げるとすれば、前半は少なからず男児および男性のキャラクターが描かれていたが、後半になると全く描かれていなくなっていて不自然である。ひなた達の通う小学校はあらかじめ女子小の設定にすべきだったと思う。前半5話までに登場していたクラスの男子たちが演劇の出演者や舞台裏にひとりも登場していないのは、やはり違和感を覚える。
また本作品の作画のレベルは非常に高かったが、ラスト3話で少々崩れてしまい、それ以前とのギャップにより目立ってしまう事態となった。特にOVAでは酷く、とても見れたものではない。また、OVAの内容もイマイチであり、OVA目当てで3巻を買った層をがっかりさせることになってしまった。売り上げ枚数が落ちがちな最終3巻目の売り上げを伸ばせればそれでよかったのかもしれないが、2期やそれ以降に繋げることを考えるとかなりマイナスだと思う。
批判だけに終始するだけでは現在の野党と変わらないためOVAの内容の代替案を私なりに挙げる。まずEP01の内容をひなた・花・乃愛・小依・夏音の5人で夏休みに学校のプールに行くというストーリーが良かったと思う。4話で見られなかった、ひなたと乃愛のスク水姿や、相対的に出番の少なかった夏音と小依も登場させることができる。さらにその中で、みやこがなぜスク水が苦手なのかをひなたに説明させたりと、視聴者の需要に十分応えられる内容になったのではないか。また、ほぼ使い回しの内容であったEP02を削除し、他の回の作画の向上に力を回すべきであったと思う。
そして全体的に笑いの部分を松本に頼りすぎた感が否めない。何とか松本を全話登場させることに成功したようだが、視聴者が望んでいるのはひなた達5人とみやこであり、11話の小依と夏音の風呂シーンカットや、12話の劇中乱入をしてまで松本を望んでいたわけではないことを分かって欲しい。
最後に、12話において演劇を15分半にわたり全編ノーカットで放送したのは英断であったといえる。普通の作品ならダレてしまい失敗に終わることが多いが、なぜここまで成功したのかというと音楽・演出・シナリオ・歌唱の全ての完成度が高かったからである。特に本作品の音楽を担当した伊賀拓郎の功績は大きい。本作品のCD「サウンドコレクション」には、BGMから劇中の曲(歌入りのみ)が全て入っているためオススメである。
円盤の売り上げは4000枚ほどであり2期の可能性は正直微妙であるが、またこのクオリティで天使たちと再会できることを心待ちにしている。

アニメ批評「NEW GAME!!」(2017年夏)

話題のきっかけとなった「ぞい!」を1回しか言わなかったアニメNEW GAME!であったが、今回の2期NEW GAME!!では1回も言うことはなかった。原作者の得能正太郎‏いわく、「皆言わなくなった頃に使うとまだ「ぞい」にすがるのかとか思われそうだし、なにも良いことがない」(https://twitter.com/tokutaro/status/526933399034798080より抜粋)とのこと。しかし、視聴者側としては、青葉が全く「ぞい!」を言わないことにもやもやしているのも事実であり、自然に違和感なく入れられるシーンもあったので非常にもったいない判断だといえる。
※この手の議論をすると、「原作者の判断は絶対」だの「連発したら原作レイプで炎上する」などといった極論をのたまう馬鹿が出てきて言いづらい者も多いと思われるため、私が代弁させていただいた。

さて、ここからは今までと同様に各話の批評とその後に総括をする。各項目に対する評価の記号も今までのものを踏襲する。

◎=とても良かった点・評価に値する点
○=良いと思った点
□=ただの独り言
△=あまり良くないと思った点
×=良くない点・改善すべき点

 

第1話「恥ずかしいところを見られてしまいました……」
△ 「会社にもすっかり慣れてきました」の所のSDキャラ化している青葉の顔に違和感がある。
× コウの赤パンをねっとり映す演出は、一般の視聴者からすると引く。かといって我々にとってもそこまで嬉しくは無いし、少しの笑いが起こるだけでデメリットの多い演出である。
◎ ブラックコーヒーではなく、砂糖とミルク入りのコーヒーを頼むことで成長したという演出。
□ はじめが面談をしていない(企画書を提出しただけ)というツッコミもあったが、面談を一通り終えたあとのシーンだったのだろう。
○ 人数分ない大トロを青葉に渡すコウ。
□ 大トロはワサビの効力を弱めるためそこまでツンとはこないというツッコミもあったが、それほど青葉はワサビに敏感なのであろう。

 

2話「これじゃあただのコスプレだにゃー!」
△ OPの幼い青葉の目が大きすぎる。
△ コウのセリフの「まずは」が「マゾは」に聞こえる。
□ レッドファントムは熱帯魚の名前であるとゆんが言っていたが、正確には「レッドファントムテトラ」であり、また「レッドファントムクォーツ」という名前のパワーストーンもある。
× はじめの「ダンディー(マックス)は情けなくて熱いところが最高」というモノローグが入っていたが、視聴者側としてはダンディーマックスの情けない側面を全く知らないため、きょとんとしてしまう。情けないというセリフを入れる必要性がほとんどない。
○ はじめが「とりあえず、今日を乗りきろう」と言ったときのゆんの瞳がうるっとしている。
□ エレベーターでのシーンで、ゆんの「応援しとるで~」という軽い応援を聞いて、一部の視聴者が、はじめがただの寝不足であることにゆんが気づいたのだと邪推していたが、これは単なる照れ隠しである。(気づく要素もなく、はじめが白状するシーンでも、ゆんは気づいていない描写がされている。)
× エレベーターで上がってきたはじめと一緒に下りるコウとりん。動揺していたとはいえ、はじめはエレベーターから降りていないとおかしい。
○ 青葉が寝袋をもとに描いたクマに吸収されている人間がねねっちに似ている。
□ ゆんの告白(青葉をかっこ悪いと思っていたこと)について、言わないほうがよかったと思った視聴者もいるかもしれないが、これはゆんなりの懺悔による贖罪だったのだろう。また、青葉との仲の良さの描写とも受け取れる。このシーンがないと、ゆんは出来レース発言をしただけの嫌なキャラになってしまう。
□ ゆんの「普段から努力してこやんかったから」の方言について違和感をおぼえていた視聴者が散見されたが、ゆんも中の人(竹尾歩美)も三重県出身であり、ネイティブの三重弁である。(これは1期のときからきちんと決まっていた。)
△ ゆんのキャラ案も見たかった。
□ ED前半の歌詞が「あたりまえ体操サラリーマンVer.」っぽい。

 

3話「……うー、恥ずかしい!」
× 1話でコウのパンツをあれほど見せていたにもかかわらず、ひふみんの試着シーンにおいて下着がほとんど見えない。
◎ 「デザインの質問なら私にー!」と下から出てくる青葉。その少し前のシーンでひふみの横から覗いていたが、それからわざわざしゃがみながらコウとひふみの間に潜り込んで、しゃがんでジャンプしたのだろうか。可愛すぎる。
○ ゆんのパソコン画面で、はじめのファイル名が「篠田はじめ - ショートカット」になっていて細かい。(他の班のものはショートカットになっているのであろう。)
□ ねねっちに時給のいいバイトを勧めてきた友達の素性と、そのバイトの内容が知りたい。
□ コウが「青葉も資料用意しといて」と言いながらレッドブルを取るシーン。わざわざシーンが切り替わったのは、レッドブルを見せるためか?(RedBullのロゴをそのまま使っている。)ちなみに1期の時は「RedGull」となっていた。
× ひふみが豪勢なお弁当を持ってきていたが、これは無理がありすぎる。(原作では1月でおせちの残りだった。)ここまでの量を用意するのであれば、あらかじめ皆に言っておくべきであるが、青葉もゆんもはじめも昼食を買っている。(青葉はおにぎり、ゆんはサンドイッチ、はじめは麺類)また、昼食前のキャラ班ブースで、「青葉ちゃん、お昼どうする?」「お弁当買ってこようかなって」というはじめと青葉の会話シーンにもひふみんは居たし、そのときに言うべきである。
◎ 肉じゃがをコウに食べられたときのひふみの顔が可愛い。
× いくら怒っているとはいえ、りんが肉じゃがを素手で食べるのは非常に違和感がある。「失礼」と割り箸で食べるのではいけなかったのか?(ひふみがこれだけ豪華なお重をもってきていたのだから、人数分の割り箸を持ってきていても不自然ではない。)
○ うみこの「最近慣れたので別に」という発言に「え!?誰に!?」という皆の声に驚くひふみの表情が良い。ただ少し分かりにくいため、「え!?誰に!?」の寸前でひふみの通常の表情からの変化を見せたほうがよかったかもしれない。
△ 「こっちの本はもっとボロボロなんだから!」と見せている本のコーヒーのシミが床の色と同化してしまい見づらい。

 

4話「この…にぶちんめ!」
◎ ゆんが、サボっていたはじめを叱るシーンがはじめへの失望を感じさせ、とてもよい。
△ ムーンレンジャーガチ勢であるにも関わらず、チケットをはじめに譲ろうとするひふみ。受け取ったところで、はじめは十分には楽しめないだろうし、はじめが受け取らないことは明らかである。このシーンは不要に思える。(さらに、昨今のチケット転売問題も想起させてしまう。)
□ 「ぼくもぼくも!」とせがむれん(ゆんの弟)をスルーするはじめ。
△ 「はじまるよ!」と言いながら立つれんを「あっ、こら」と叱るゆん。流れで叱ったのかもしれないが、子どもは立っても良いのでは?(さらにこのあと椅子の上にまで立つれんとみう(ゆんの妹)。)
× せっかく最後のライブに気合を入れてきたひふみだが、隣に青葉やねねがいては十分には楽しめないだろう。ライブ会場でばったり会ってしまうという展開は許せるが、席が隣というのは無理がありすぎる。同じライブに来ていたが席は離れていて、ひふみがはじけて盛り上がっている様子が遠くから見えたという流れでもよかったであろう。
◎ コウの鼻歌(くまっくま~)
△ 「ひふみの鋭い観察眼」のモノローグは、ひふみ自身に言わせず、青葉に言わせてもよかったかもしれない。(「ひふみ」を「ひふみ先輩」に置き換えて)
□ りんのメッセ「気にしてないわよ別に?」の返信が異常に早いのは、あらかじめレスを用意していたのか、瞬時に返信したのか。一瞬すぎて前者の可能性が拭えない。
△ うみこがひふみの携帯と分かった理由が謎。(原作では単に会議の時間変更の連絡であった。ただアニメではひふみのリーダー昇格がまだ決まっていなかったため、このようになってしまったのだろう。)
○ うみこの赤面(頬の紅潮)。だがシーンによって紅潮具合が異なる(無→中→小)のが気になる。
△ EDにおいて、キャラ名がムーンレンジャー1・2と表記されていたが、正確にはムーンレンジャーの中の人(声優役)である。(アニメになるとどちらも2次元になってしまうため分かりづらいが)

 

5話「や、変なとこ触らないでよ!」
□ 期限を1日早く言ったゆんと1日遅く言った青葉。青葉に「ゆんさんもサバ読んでました?」といわれていたが、ゆんは逆方向にサバを読んでいた。
□ はじめのPC(モニター)の電源が入っていないことに疑問を持った視聴者が散見されたが、企画の仕事をしているためである。
□ ゆんが母との電話で母のことを「お母さん」と呼んでいた。父のことを言うときは「おとん」であったが、直接会話するときはお父さん・お母さんなのか?
◎ ひふみがゆんを叱るシーン
△ 青葉がしずくにラスボスの女王様の設定を聞きに行っていたが、デザインと設定製作の順序がよく分からない。詳しい設定を知らされずにキャラデザを行うのか?
○ 青葉のメッセージアプリにおいて、ねねっちから「にょわあああああ!!!!!」というメッセージが届いている。また、ほたるから深夜3時7分(日本時間)に飯テロをされている。
△ 青葉が卒業式に取った写真をりんに見せていたが、右端に写っている先生らしき人物の詳細が不明。

 

6話「あぁ……すごいなあ……」
△ 「ヒモゆるめて」→「ヒモほどいて」のほうが、せっかくグローブのヒモを結んだゆんの「は!?」が活きる。
△ はじめがキービジュアルでのボクシングゴリラのポーズのリクエストをしていたが、グローブはマジックテープなのでそのようなポーズはとれないはず。(ヒモがないためヒモを肩にかけられない。)
□ 何気にねねとほたるのやりとり(スマホでこそこそ)に気が付いていた青葉。
□ テーブルクロスを持っているゆんが、自分のスカートをたくしあげているように見える。
□ PECOのような売り方はおそらく実際にも往々にして行われているものであるが、これは内容を見ずにネームバリューに飛びつく購入者側にも問題を提起しているのだろう。
△ 挿入OP内でクマが綿(わた)を出す動作と歌の「ハイ、ハイ、ハイ、ハイハイ!」とのリズムが途中まで合っているが最後に動作が一回分多くなっている。合わせるならきちんと合わせてほしい。

 

7話「凄く熱い視線を感じる」
△ ねねのセリフ「ここで怠けたら」→「ここで油断したら」のほうが自然か。
□ ねねが一橋大学・法学部であるというデマ(憶測)が流れていたが、実際はきらら女子大学・社会学部(学部は履歴書から)であることが明らかになった。
□ 細かいが、ねねの履歴書に記載されている資格「実用英語能力検定」は英検ではない。(英検は、実用英語『技能』検定である。)
△ お守り(青色)の中のマタタビ袋(ピンク色)が転んだ拍子に飛び出たという演出がやや分かりづらいか。
□ クリスティーナの妹がしずくに似ている。(ミスリードか伏線か?)
○ ゆんが照れながら「それはよく、あらへんこともあらへんこともあらへんけど・・・」と、最終的には「よくない」と言っている。
△ 紅葉がコウと初めて対面した際、雰囲気がイメージしていたのと違うという描写がない。紅葉もまた、インタビュー記事などでしかコウを見たことがないと推測されるため、そのような描写がないとおかしい。

 

8話「メイド喫茶がいいと言ったんだよ」
□ 紅葉とツバメの新人歓迎会(18:30~)の場所を当日に決める青葉たち。
△ メイド姿になった青葉の足が細く、違和感がある。
プログラマー班のほかのメンバーは歓迎会に来ないのか?(プログラマー班は忙しいから来られなかった?)
△ ひふみが、りんから「自分もちゃん付けで呼べって」と言われたというくだり。「呼べ」という命令形に少し違和感。「呼んで」のほうが自然か。
× 紅葉が隠し持っていた、メンバーの名前のメモに八神コウの名前がある。さすがに書かなくても覚えているであろう。
□ りんがひふみの飼っているハリネズミの写真を見たときに、「これが噂の宗次郎くんだったのね」と言っていたが、これだけ長い間同じ会社にいて初めて見たのか?
△ 紅葉のおなかの音がドアを開けたような音に聞こえる。
△ 青葉が紅葉に対して「名前似てるから」と言っていたが、漢字で書いたときの字面が似ているのだということが視聴者には伝わりづらい。「名前の字が似てるから」のほうが良かったか。
□ 1年以上先輩であるため、青葉に対してタメ口を使うことを拒否する紅葉であったが、そのあとすぐに「ふ、ふーん。そうなんだ。」とタメ口になる紅葉。
△ 「もたもたしてると、先に行っちゃうよ~」は、あからさまなダブルミーニングであったが、青葉の口調が急に砕けすぎていて唐突感が否めない。

 

9話「シャツくらい着なよ!」
△ インセクターファイブのピンク(バタフライ)の左手でひふみと握手している。
□ はじめの友達のアッキーの声優が和久井優(1期7話でウエストを測っていた看護婦・1期11話でひふみのゲームの腕前を「お客様、お上手ですね」「すごい!最速クリアですよ!」と褒めていた人)
◎ はじめがアッキーへ趣味の告白の返信が来たときの、ゆんの「はじめ、気にせんでもウチは分かっとるで・・・」というフォロー。
△ 紅葉とツバメが専門学生時代に作った音ゲーをプレイしていたのは紅葉か。ねねの「あっ、やられた~」の声でねねがプレイしていたように見えてしまう。そのため、紅葉が褒められて目をつぶっていたのでやられた、という流れが分かりにくい。
△ 「プログラマーになれたら、あおっちとまた一緒にゲームを作れることになるんだ・・・。」と言い終わったときのツバメの表情がおかしい。まだツバメの機嫌を悪くするような発言をしていない。
△ ご飯とお味噌汁の位置が左右逆(紅葉は左利きであるが、ツバメのも逆になっている。)
◎ インセクターファイブのショーに出ていたお姉さんと思われる女性の名前がキャスト欄で山田となっている。1期に登場して以来であったが、またそれを継承していて嬉しい。

 

10話「どんどんリアリティが薄くなっていくんだよ」
□ 少々、作画が崩れる箇所のある回。
△ もずくの手(前足)の指の間隔が広すぎて気持ち悪い。このような形の猫種なのか?
△ 「サーバーにアップしてあります」のときのツバメの目の作画がおかしい。
□ はじめのシステムフローチャートが流れ図の形になっていない。
□ 紅葉に指摘されていた青葉のデザイン画において、「棍棒」が「根棒」になっていて、また「紐」の字が間違っている。(丑の中央の横棒が右に突き出ていない。)
△ 「いいこと聞いちゃった~」と、ぴょんぴょんするねねっちの胸の揺れ方が微妙。この作画崩壊回でなければ名シーンになったはずであり、もったいない。
△ うみこの胸が大きめに描かれていたり、ひふみの胸が小さめに描かれている。
○ 2話で視聴者を魅了した、ゆんの方言の「こやん」再び。
△「似合うかな?」りんの装着したときの腕時計の文字盤(ダイアル)が小さくなっている。

 

11話「心になにか抱えてるのか」
× 冒頭、ねねがふくれっ面をしている理由が謎。この少し前にツバメに挑発されたのか?原作では、ツバメが褒められているときのねねの表情は普通で、ツバメがドヤ顔をしてきたときに「むー!」とふくれっ面をしている。ねねが褒められたときにツバメがそうなるなら分かるが、ツバメが褒められていることをねねが妬んだりする理由は無い。
□ 1期10話でも登場した差し入れの「ドドドーナツ」
○ 「まっ昼間からラーメンですか、体に悪いですよ。」という、うみこのジョーク。
○ グラフィッカーは仕様に詳しくないというゲーム製作会社の裏話

 

12話「ぜひ買ってくださいね!」
◎ 「青葉、ここまで上っておいで。」という、あからさまなダブルミーニングのセリフだが、直球な演出であるからこその良さが出ていて青葉への想いが伝わってくる。
◎ コウの送別会の場所が、1期2話で青葉の新人歓迎会が行われた店(太平洋)と同じである。後ろにいるツバメとねねが闇鍋の話(※1期のドラマCD1参照)をしていたり、店から出たときにひふみんがいなくなっていたりと、細かい演出がしっかりとされている。
○ この12話のエンディングにだけ、背景に白い飛行機が飛んでいる。
□ まだ見ぬ、はじめのモーション班の友達と、その人から連絡を受けていたひふみ。コミュ障を少し克服できているのか、またどんな関係なのか。
□ うみこが7話でねねに一度しか言わないと言っていた「期待している」というセリフをまた言っていた。このことについては賛否両論あると思われるが、採用後のねねの働きをみて、さらに重ねたのであろう。
□ RADIO NEW GAME!! ~あおっちとねねっちの進捗報告会!~の第7回!!(第35回)において、1期と2期の第1話にしかかからなかったBGMをこの12話にも起用したという話が出ていたが、実は1期の3話と5話にもかかっていた。(3話:リテイク連発のシーン・5話:はじめが自転車に乗って出勤するシーン)
○ 1期のラストでは、きらら警察24時があったが今回は無かった。1期でのきらら警察24時は原作(2巻巻末)にあったものをアニメ化したもので、アニメオリジナルではない。なので今回は無かったというわけである。普通のアニメなら取って付けたようなしょーもないアニオリで台無しになることが常だが、今回のように綺麗に終わらせたのは英断だといえる。

 

総評
・1期とは雰囲気がかなり変わり、シリアスなシーンが多かったといえる。「こんなのはシリアスに入らない」だの「1期がお花畑過ぎた」云々といった馬鹿丸出しの意見も多かったが、2期では「かなえたい夢がある!!」というコンセプトのもと、夢を叶えるためには犠牲にせざるを得ないものがあることを伝えている。それでも夢を叶えたいという情熱の美しさを伝えるために、1期と比べて相対的にシリアスになってしまうのは必然である。また、コンセプトの異なる1期の雰囲気を否定していることにはならない。
・りんのガチレズ化は賛否が分かれると思われる。1期のように、少しレズ感を匂わせるくらいの演出の方が最終回近くの描写が映えると個人的には思ったが、これはいわゆる好みの問題であるため、これ以上は言及しない。
・紅葉とツバメの新人キャラクターの登場は、いわば2期の要である。これにより主要キャラクターの出番の減少や、いざこざの増加を招くことになるが、これらのマイナス点を相殺できるような演出は十分にできていたと思われる。ただ、それを視聴者側が望んでいたかどうかは、円盤の売り上げ枚数によってある程度、判断ができる。
・好評だった前半のEDを、7話から変えたことも賛否が分かれるであろう。ごちうさのように12話だけエンディングを変えるといった方法も考えられるが、新EDの歌詞や映像の意味を終盤で気づかされ「はっ」とさせる演出は、個人的にはなかなか良かったと思う。
・実現するのは難しいことだが、PECOを実際に作って売り出せばかなり売れると思われる。もちろんあらすじはアニメで分かっているが、細かいストーリーや操作感、エンディングはどうなるかなど、知りたい点は山ほどある。
・さまざまな変化があった2期であったが、個人的には概ね成功したと考えている。新たなキャラクターを出しつつ、今までのキャラクターをさらに掘り下げていたり、コウの渡仏のキッカケが奮起・奮闘していた青葉の姿であったなど、全体のストーリーも良かった。円盤の売り上げはギリギリ3期に繋げられたか、といった感じであるが、これからのイーグルジャンプおよびコウがどうなっていくのかがとても気になる。ぜひとも感嘆符が更に一つ増えたNEW GAME!!!の放送の決定により我々を再び驚かせてくれることを願う。

アニメ批評「ガヴリールドロップアウト」(2017年冬)

キャラクターも可愛く、ストーリもギャグテイストでパンチラ有りと、通常なら1万枚レベルの売り上げが期待できるアニメだが、現実は厳しく4000枚程度しか売れなかった。なぜこうなってしまったのか、1話ずつ検証しようと思う。いままでと同様に、各話の批評後に総括で詳しくこの理由を述べることにする。各項目に対する評価の記号も、今までのものを踏襲する。

 

◎=とても良かった点・評価に値する点

○=良いと思った点

□=ただの独り言

△=あまり良くないと思った点

×=良くない点・改善すべき点

 

1話「もう戻れないと知ったあの日」
× なぜゲームが起動していたのか?「これが下界の遊戯」というガブリールのセリフから、ゲーム画面を初めてと思われる。(ラフィエルが仕込んでいたという説が流布しているが、それならそのことを匂わすシーンを入れておくべきであるし、そうでないならサイト内の広告などからゲームがいきなり始まってしまったなど、無理なく疑問点のないように演出できるのにしないのはどうかと思う。)
□ 「失敬な、昨日からだよ」というのが、初めてゲームをやったのが昨日だったと誤解してしまっている視聴者が見受けられるが、これはヴィーネの「朝からネトゲやってるんじゃないわよ」を受けてのセリフである。
◎ ガヴリールのパンツの色が白。天使らしくてとてもよい。(しかも余計な模様やフリルも無いワンポイントのリボンのみ)
△ 神足通(じんそくつう)において、先生が「下界の人々には見られないように」と言っていたのに対し、ガヴリールは「つまり犯罪もバレなきゃセーフ」と言っていたが、教室に移動したらバレるのでは?(幸い中の不幸でパンツだけの移動となったが)
◎ トイレ中のサターニャの紫と白のしまパンが拝める。
× 座ろうとしている人の椅子を引いてこけさせるという行為は、後遺症レベルのケガを招きかねないマジで超弩級悪魔行為である。大した事の無い行為を超弩級悪魔行為といってウケを狙った演出であろうが、失敗している。
□ 結局、サターニャはトイレットペーパーはどうしたのか。(とても気になる)
◎ 伝説となったサターニャの泣き顔
○ 「自動更新シャットダウンうざ、死ねよカス・・・滅べ!」というウィンドウズ利用者の気持ちを代弁した一言。
□ ヘッドセットを使って何をしようとしていたのか。気になる。
□ 合鍵での不法侵入(住居侵入罪)は十分悪魔っぽいぞヴィーネ!
○ ゴキブリを潰そうとするときのガヴリールの白パンチラがナイス。
□ ラフィエルが自分のことを通りすがりの学生と言っていたが、学生とは大学生のことを指す。(ラフィエルは高校生)


2話「天使と悪魔と委員長」
一味唐辛子ではなく七味唐辛子なので多めにかけてもそこまで辛くはならないので、サターニャの味音痴感が薄れる。
△ ガヴリールのナース姿のイメージ画が小さい。
△ ガヴリールがニンジンとジャガイモと玉ねぎを買ったスーパーの名前が「MixValu」であり、これはおそらく「MaxValu」のもじりであると思われる。わざわざ好感度の低い(中国産や韓国産)スーパーを出さなくてもよかったと思う。
□ 蛇口の位置が逆で使いづらそうな流し台。
○ サターニャの部屋の窓が映るたびに、ラフィエルが開けた穴がきちんと映っている。
○ ラフィエルの「最近欲求不満でして」の発言で赤くなるサターニャ。
○ ちゃんとラフィエルの頼んだカフェオレとサンドイッチを買ってくるサターニャ。


3話「友と勤労と虫刺されの夏の日」
△ マスターの喫茶店と、ヴィーネとラフィエルが入った店が同じ店だと思ってしまう視聴者が散見された。雰囲気は異なるが、誤解を招くような同じコーヒーショップではなく、ファミレスなどのジャンルの異なる店にしたほうがよかった。
△ シュークリームを食べた後のラフィエルのリアクションが嘘(本当は激辛カラシシューだった)かのように見える。
◎ ガヴがヴィーネのTシャツの匂いを嗅ぐときに下が見えたり、髪の毛をどかすしぐさや、喘ぎ声と、至れり尽くせり。

 

4話「いざ夏休み」
× ヴィーネがサターニャをあとで誘おうと思ってたと言っていたが、特に忙しそうにしていなかったし、わざわざ"後で"誘う必然性が無い。
△ スイカ(サターニャ)割りは、ぎりぎり顔の前で外してあげたのだろうが、もう少し明確に描写してもよかったと思う。
△ サターニャにも「お邪魔します!」と言わせて欲しかった。
◎ 悪魔祓いの教科書を見せられたときのサターニャの声が最高。
○ ヴィーネがメモをポケットにしまうときに脇腹がチラり。

 

5話「その幻想を壊されまくった天使」
□ 猫の危険度をBに申請するときはあっさり済んだが、ガヴリールの危険性をA+に申請するときはぴこぴこぴこぴこ。
△ 掃除ロッカーがあった窪みに入ったはずの椅子と机が一瞬で綺麗に配置されている。かっこいい演出だがどうしてそうなったのか、よく分からない。
○ ヴィーネが悪魔だと分かってもお茶に誘うタプリス。

 

6話「サターニャの逆襲」
□ ガヴリールがサターニャに発砲したとき、ヴィーネが「容赦ねぇ!」と言っていたが、容赦というより躊躇か。
× サターニャが先生に怒られたであろう後に、1話のような泣くシーンが欲しかった。あれだけ好評であったにも関わらずなぜカットしたのか。
○ 「湧きますよ」→「湧くなよ」の天丼
△ 将棋のルールを知らない人もいると思われるし、いまや世界中でも見られているため、王将は隣接するマス目にしか移動できないことを触れておいたほうがよかったかもしれない。
○ ラフィエルの微妙に吹けてないホイッスル
△ 熱湯風呂シーンをワンカットでもいいので入れて欲しかった。
△ サターニャが小道具として石膏像(上半身)を「こいつ服も着てないしちょうどいい」と言っていたが、脱ぐのは下だけのはずでは?
△ 委員長が「脱げばいいんでしょ!」と言いながら上を脱ごうとしていたが、脱ぐのは下だけのはずでは?

 

7話「ヴィーネの悪魔的な日々」
ネトゲアバターを着替えさせ満足するという、女の子らしい一面を見せるガブリール。
△ エンジェル珈琲のマスターがヴィーネのことを「私のコーヒーの数少ない理解者」と言っていたが、『若い子の中で』とつけないとマスターのコーヒーが一般受けしていないように聞こえてしまう。
△ ヴィーネの"悪い格好"よりもガヴリールのほうが着崩していることにふれて欲しい。
△ ノック式のボールペンはノックしたままでも乾かないし、ペンケースの内側が汚れることのほうが悪いことだと思う。
○ サターニャとハイタッチの後、Uターンするヴィーネ。
□ 「増えてない・・・。」よりも「減ってる・・・。」のほうが面白かったか。
パブロンがパブツモになっている。
× ヴィーネへのお見舞いのメロンパンまで奪わなくてもよかった。(結果的にヴィーネのメロンパンが奪われていることになっているため)
△ ガヴリールと一緒に宿題の紙もドアから放り投げるべきでは?
× ヴィーネの顔の落書きがオチに使われずそのまま放置。
○ 「ガヴリールの数え歌」

 

8話「秋の学校生活」
□ 握力測定のときラフィエルがブラを気にして記録が0kgとなっていたが、このときはブラは関係ないのでは?ガヴリールからの天丼(針が動いてない)を狙ったようだが、この疑問が頭をよぎりあまり面白くない。
○ 持久走を終え倒れたガヴリールを心配する委員長が可愛い。
○ 走るサターニャの腋チラ
△ このあとガヴリールは本当に試食部(調理部)に入ったのか?(今後一切、部のシーンが無い)
□ 蛇口の位置が逆で使いづらそうな流し台ふたたび。作画ミスではなく仕様だったか。
○ 蛙を怖がるラフィエルの叫び声がとてもよい。

 

9話「聖夜と晦日になんか来た」
△ ケーキ屋の娘であるのにケーキ作りのときにまったく主張しないサターニャ。「実家がケーキ屋だから~」的なセリフがあったほうがよかったと思う。
○ ラフィエルのサンタコスでの腋チラ
□ いつかラフィエルが開けたサターニャの部屋の窓の穴が無くなっている。
△ サターニャの浴衣姿を足元から見たかった。
× ガヴリールの娯楽物の持ち込みを企んだが、案も詰めも不自然なほど甘すぎる。また、PAP(PSP)・3DSの没収、PCは預かりとなったが没収されたものは返ってこないのか?それならもっと必死になるべきであるし、もっと悲しむべきである。(そうでないなら、没収と預かりという言葉を分ける必要が無くなる。)

 

10話「天使と悪魔故郷に帰る」
魔界と天界の門にある「またこい」「またおこしください」という、それぞれの世界の差の演出が面白い。
ハニエルは、ガヴリールがトランクを放る前に、声の低さと言葉遣いの違いでもっと早くガヴリールが変わったことに気がつくと思われる。
□ 瓶牛乳(?)を飲んだあとのガヴリールのマヌケ面
△ ヴィーネがチャッピー(魔獣)を散歩に連れ出そうとしたときに、ドアが壊れたのが初めてな様子だったが、今までどうやって散歩に出していたのか?
△ ヴィーネがチャッピーに連れて行かれるときのヴィーネの叫び声のタイミングが遅い。
○ チャッピーの炎でサターニャの髪の毛がチリっている。
△ お誘いの手紙を一番上のものしか見ずに断るラフィエル。2,3枚ぱらぱらめくるなどの演出が欲しい。
○ しれっとラフィエルに断られ処理される原作者(うかみ)
○ 校長室の椅子に座るが足が床についていないガヴリール。
○ 一瞬で目を覚ますガヴリール。
× 仕送りの額を決める人と活動費を決める人(学長)は別なのか?矛盾しないような説明が欲しい。
× ラストで「巨匠動く!!」となって11話へ話しが続くのかと思いきや、続かない。サターニャとゲートで待ち合わせ、天界に潜り込む方法を探る話を期待していたという意見がかなり見られる。視聴者をがっかりさせたり誤解させる演出は不要である。

 

11話「楽しい日々はいつまでも……」
□ サターニャはあまりお金を持っていないようだったが、それでも旭川までの交通費は捻出できたのか。
□ 11話にして初めてサターニャがメロンパンを食べるシーンが映された。
△ ガブリールのセリフ、茶番ではなく無駄話のほうが適切か。
△ タプリスがたこ焼きを球状の食べ物であると推測しているときのたこ焼き機の穴が浅く、形に違和感がある。
△ ラフィエルのセリフの「熱湯風呂」が「熱湯ブラ」に聞こえる。

 

12話「ガヴリールドロップアウト!」
× ゼルエルは犬嫌いであるが、地上に降り立ったときに出会ったプードルを怖がっていない。あえて犬と出会うシーン入れた意図が分からない。
□ ヴィーネの回想シーンにおいて、ガヴリールの数え歌を入れるなら、「お邪魔します!」のセリフまで入れて欲しかった。
○ 「ズコー!」のときのヴィーネの手
○ 北斗ネタ(パロディー)
◎ 堕天前のガヴリールを見ていたクラスメイトたちの心境を、集団幻覚説で辻褄を合わせた。
△ 歯が割れるサターニャ。演出であろうが痛々しい。
○ 机の下から出てくるヴィーネ、ドラえもん風に出てくるサターニャ、ガラスカッターを持って入ってくるラフィエルが面白い。
□ ガヴリールのサターニャのような笑い声。
○ ガヴリールに踏み続けられるサターニャ。
△ ガヴリールが留年しタプリスと同じクラスになる想像で、タプリスがガヴリールのことを「ガヴリール」と呼んでいたが、タプリスの性格的に「ガヴちゃん」のほうが自然か。

 

OVA 1話「湯煙旅情編~天使の清らかな肌に迫る悪魔の罠~」
ダンボール箱makai.comの文字が11話のときとは違い、ダサくなっている。
△ 「何だその量の荷物は」→「何だその荷物の量は」
○ 丸3日お風呂に入っていないガヴリール
△ 卓球勝負においてガヴリールが何もせず一瞬で勝利したように見えてしまう。(すぐにそうでないことが明らかになるが、演出としてはあまりよくないと思う。)
△ 卓球で浴衣がはだけるのは良いが、胸の描き方が微妙。
× ヴィーネの裸体から出る聖なる光が全身から出てしまう、というのは演出としては面白いが、常時ヴィーネの体が見えないというのは、せっかく円盤を買った人をがっかりさせてしまう。見えそうなときのみか、登場時のみの演出で十分であろう。
□ 天界・魔界の住人は子どもの頃からスライムによる触手プレイを楽しんでいたのか?
□ スライムがガヴリールを避けたのは風呂に入っていないからか?

 

OVA 2話「天使の贈り物」
□ このような話において、ワンカットワンシーンに逐一批評を垂れるのは無粋というものであろうし、特に悪い点は見られなかった。このアニメの視聴者層は子どもが多いため、この話をあまりよくないとする意見が多かった。どシリアスでギャグ要素も少なく、他の話とは一線を画すものであったが、ガヴリールドロップアウトにおける「天使とは」という哲学的な問いかけがこの話にはあるのだと思う。悪魔であるが天使的な心を持つヴィーネとサターニャ。天使であるがゆえに天界のルールを重視するラフィエル。天使であるが特別な一人のためにルールを破ったガヴリール。それぞれが「天使」な一面を持つが、「天使」とは一体何なのか。「天使」と「善(正義・正しさ)」を置き換えることにより、この問いを我々に訴えかけているのであろう。

 

総評

さて、以上の点を踏まえてこのアニメがあまり売れなかった理由は、次の3つにあると思われる。

・サターニャをいじめすぎ。可愛いキャラクターをいじめれば視聴者が喜ぶと思ったら大間違いであり、サイコパスでサディスティックな脚本家に書かせるとこのようにただただ不快なものとなる。「くまみこ」(雨宿まち)の例をもう忘れたのか。作り手はもっと学んで欲しい。

・1話のエロ(パンチラ・パンモロ)で視聴者を釣り、裏切った。サターニャのトイレシーンや、ガヴリールのパンチラが1話にあるため、これからもこのようなシーンがあり、ヴィーネのパンチラも拝めるのでは!?と期待した視聴者も多かったであろう。しかし実際はガヴリール以外のパンチラは一切無かった。見えそうで見えないのが良いという意見もあるだろうが、それなら1話でもやらなければよかった話である。期待させておいて結局やらない、というのは視聴者からの失望を生む。

・演出が甘い。アニメを見ていてどうしてこうなったのか?という矛盾や不可解な点が多いと集中が削がれ楽しめない。思わせぶりな「巨匠動く!!」や、最終話のゼルエルのいにゅ(犬)の件など、不可解な矛盾点が多すぎる。

アニメ批評「ステラのまほう」(2016年秋)

今回は、前期アニメ「New Game!」の過去編と揶揄されたアニメ「ステラのまほう」を批評したいと思う。こちらもゲーム作りが主題となるアニメだが、New Game!とは違い1000枚も売れず大爆死してしまった。キャラクターたちはとても可愛かったのにどうしてこうなったのか。各話の批評後に総括で理由を述べることにする。各項目に対する評価の記号は、分かりやすいと好評だった前回のものを踏襲する。

◎=とても良かった点・評価に値する点

○=良いと思った点

□=ただの独り言

△=あまり良くないと思った点

×=良くない点・改善すべき点

 

1話「スタート地点」
× 珠輝が中学時代(のみ)を田舎(富田林)で過ごしたことがさらりと語られているが、現在の珠輝の家が富田林にあるなどといった勘違いをしている視聴者が散見された。少々特殊な環境であるため、もうすこし分かりやすく演出すべきであったと思う。
○ OPではドット絵やドット文字を用いたり、少し笑える箇所もあったりして良い。曲も良い。
△ 椎奈の声が完全にラム。狙いすぎ。
茶道部に居た着物を着た人が顧問の先生なのか部員なのか分かりづらい。
△ 「しーさんや、さっそく言ってること変えちゃって」の「言ってること」が何をさしているのか分かりにくい。(若い笑顔がまぶしい→新入生っていいわね)
× プレイしているときのゲーム画面を少しでもいいので見せて欲しい。
○ 裕美音と仲良くなったきっかけのシーンが7話の伏線になっている。
◎ よーくしみてる。いいきんぴらだ!
◎ 珠輝の「もう目的無く時間を失いたくない」というセリフや、厳しいことを言う椎奈の思いがはっきりと伝わってくる。

2話「たのしい創作」
△ 「人ごみだと自分が笑われてる錯覚をする」のセリフの前に珠輝の顔に汗がでている。
SNS部の4人の横を、はーちゃんとその友達が通っている。
中二病時代の黒い服を着たあやめの姿のカットを入れて欲しい。
× 歌夜のパソコンから出ている音が、ヘッドホンからの音漏れなのか、ヘッドホンを繋いでいないのでパソコンから出ているのか、よく分からない。(あやめに「ヘッドホン付けてサギョれお前は」と言われていたので後者であろうが、前のシーンで歌夜がヘッドホンを付けているので非常に分かりにくい。)
◎ 歌夜の裸足からのソックス履きの描写が丁寧。

3話「伝道アイテム」
○ 珠輝がふとした瞬間に方言が出てしまうのが良い。
△ 抹茶の入った茶碗の大きさがシーンによって変わりすぎている。
× おばあちゃんの豹変の演出が不自然。鬼の形相で包丁を振り上げていたが、珠輝はおばあちゃんのことを「優しい」と言っていた。珠輝はその様を見たことが無いのか?怒ると怖い、などの布石があったほうが自然に思える。また、「鹿威し」そのものではなく、「鹿威しの音」で遊んでいただけなのにあれほどまで説教を食らう理由が謎。パソコンのことをテレビと呼んでいたので、デジタルなことが理解できていないのか?(その後のあやめがおばあちゃんにぶつかったシーンで怒られたときに、珠輝は何も言っていなかったので二面性を知っていたと見られるため、やはり不自然である。)
× 歌夜が珠輝のお母さんを見て、「お母さんも優しそうだね」と言っていたが、あれだけおばあちゃんの怖い姿を見たのにもかかわらず、おかあさん『も』というのは違和感がある。
× あやめの入浴シーンがカットされている。一瞬でもいいから見せるべき。このような視聴者の期待を裏切る行為は、あんハピ♪と同様に爆死を招く。
△ 裕美音が戻ってきたシーンで、ポメラ(?)がテーブルからいきなり現れたり、描き方が雑でガラケーに見える箇所がある。(背景の小物なら気にならないが、大切なアイテムなのでちゃんと描くべきである。)
△ 銭湯のシーンで6人映っている。右端の1人は一般客か?初見だと主要キャラなのかモブなのか分かりにくい。1人だけなら居なくてもよいと思う。
× 銭湯シーンでテロップ(スタッフロール)出すな。
△ 銭湯で歌夜の髪形が変わっただけで誰か分からないというネタは無理がある。

4話「スキルアップ
○ 珠輝の回想シーンで、あやめの「ストーップ!それ関係ないから!!」という関係ないセリフが入っていて面白い。
× どうして照が歌夜のことを「ふよんちゃん」と呼んでいるのか説明が無い。
△ 制作途中の選択肢のおじさんも見せてほしい。

5話「カウントダウン」
△ 椎奈が珠輝の口から体温計を取るまでの一連の珠輝のセリフ「えっ、ふぐっ」が表情と合っていない。
△ 気分が悪いときに描いたと思われる珠輝の絵が使いまわしで混乱を招く。
□ どうして春馬(あやめの上の弟)との電話を繋きっぱなしだったのか。
おかゆがきちんと描けている。というのは冗談で、椎奈の考えていることや思いを分かっているあやめの描写がとてもよい。
× あやめが円盤オンリー(イベント)の日程を知ったのはコミマ落選を伝えたとき(イベント6日前)なのか、コミマ落選を知ったとき(イベント7日前)なのか、あやめの発言が矛盾していてよく分からない。椎奈に「開催は?」と聞かれたときに初めて確認したかのように「6日後・・・?」と言っていたが、イベント前日には「あんとき(7日前)は一週間しかねーのに仕上げるとかねーわって思ってさー」と言っている。(←とっさについた嘘か?)
× 3話の珠輝の部屋にあったカレンダーに「2016」の文字があるため、西暦2016年の世界であると考えられるが、円盤オンリーの入場券に書いてある開催日は6月9日(日)となっている。(西暦2016年6月9日は木曜日)
△ 廊下と二人の女子が映っているカットで、窓および扉の外の色が暗く、夜になってしまったかのように見える。
△ 珠輝が「描き直したいな~、なんて~・・・」のあとの「あは、あはは」と言っているシーンで珠輝の口がきちんと動いていない。(場面の切り替えが上手くいっていない)
△ 夜になってしまったが、朝になる前に1周くらい通しでプレイしてもよかったのではないか?
○ 「ステラのまほう」の由来を説明しているときの、☆の頂点に椎奈が2人いる。
◎ この回、髪をおろした珠輝をたくさん見ることができた。

6話「そくばいかい」
× 椎奈が改札から去っていくときに顔が平気な感じがして仮病に見えてしまう。
SNSでの宣伝すらしなかったSNS部。
△ 珠輝が付けているウサ耳が時々消えている。
□ 37.2℃は平熱と言っていたが、微熱だと思う。
× 良いメロディーが思い浮かんだという歌夜が、てっきり帰ってしまったように見えてしまう。どこにいるかをきちんと描写すべき。
△ 珠輝のセリフ「似合わなくても」ではなく、「似合わないって思っていても」のほうがよかった。
△ 「時間かかっちゃうかも」と言いならが、いつものスケッチブック1冊買うだけだった。門限が早い裕美音を気遣ったのか?

7話「はじめての思い出」
△ 水葉(はーちゃん)が「一人ずつ引導を渡してみせる」と言っていたが、敵意を向けているのは珠輝とあやめにだけ。
◎ ワタシハパパガスキデース(^q^)
◎ 珠輝が股間(鼠径部?)を押さえるシーンがあったり、投げっぱなしにせずきちんと誤解を解いた(そのシーンは無かったが)ことをモノローグで語っている。
△ 裕美音と幼稚園が同じだったサイドテールの子は、もう少しかわいい声の方がよかったと思う。(外見と合っていない)
△ 5回休み→8マス戻るのときに珠輝はサイコロを振っていない。
◎ 珠輝お手製のすごろくや遊びを通じで心を開いていく裕美音と、挿入歌「プ・レ・ゼ・ン・ト」とがマッチしていてとてもよい。(ちなみにこの挿入歌は、OP「God Save The Girls」のCDに収録されている。)
○ Aパートで影響を受けたのか、珠輝と歌夜のBLを描こうとしている裕美音。
× エンディングのクレジットで、水葉の苗字がネタバレされている。

8話「デバッグなめたらダメだよ?」
△ 珠輝が「星屑のインテンツィオーネ」の「嗚呼、運命の星たちよ」からのセリフが棒読みで、声に出しているように聞こえてしまう。
□ 水葉にはバグを潰した修正版を渡していたが、イベントで購入および譲渡した人には修正版は渡せたのか?(ホームページにもパッチは無い)
△ Iri§先生ではない人だと思っている人にサインを書かれたのだから、水葉はもうすこし怒るべきだと思う。
△ ストーリー上しかたないとはいえ、あやめがここまでIri§であることを主張しすぎないのは少し無理があると思う。
◎ 写生した→写生!?

9話「スキルアップその2」
村川梨衣演じる椎奈の咽る演技が上手い。
□ あやめがサインを書くときのマジックを持つ手が上すぎる。
□ 関先輩の吐血の量が多すぎる。
× 飯野夏(水葉の姉)が「ちょい左腕の長さおかしいかも」と指摘していたが、珠輝の絵に左腕が無い。
△ 珠輝と絵を描くのを交替したマリカの座り位置が、裕美音と逆になっている。
△ 下痢のような音のSEの音量が大きい。
◎ セクシーなポーズをとる珠輝

10話「精密機械」
△ 珠輝の「うん、パパ愛してる」のセリフを切り取って何回も再生する者も多いだろうが、OPの出だしとカブって邪魔になってしまう。ちゃんと配慮して、「愛してる」の後からOPを流したほうが良かったし、そうしても違和感は無いだろう。
△ 照が頭にしていたのは猫耳カチューシャではなく本物の猫を乗せていたようだが、モコっとした感じが無く、耳の間隔や大きさも実物とは全く違っていたし、どこにどう潜り込んでいたのかよく分からない。
△ 「あれ、その髪…」と言ったあと関先輩の頬がうっすら紅潮していたのは、珠輝の髪型を見てそうなったのか、照の髪飾りを見て照を思い出してなのか、分かりにくい。
○ ご飯に対してきんぴらの量が多すぎる。
□ 閉じ忘れた画像を見られたときShift+Delete等ではなくAlt+F4なのは珠輝が再び開くことは無いと信じているから?
× Iri§が眼鏡を落とした後の水葉が「この眼鏡…」と言っているシーンのIri§の表情が無表情で違和感。もうすこしやってしまった感のある表情のほうが自然だった。
◎ 椎奈が「あーっと!」とIri§と水葉に割り込むシーンで、持っているノートPCの画面がちゃんとコラージュが映っている。
△ 珠輝のスカートの中が見えていて、スカートの青色と同色のパンツを穿いているように見える。今まで徹底してパンチラを排除して、「はいてない状態」にしていたのだから、ここもそうすべきである。もし意図的にパンチラを描いたとしたなら、作画ミスにみえないような別の色にすべき。
□ 珠輝が脱ぐシーン、個人的には脱いでいる過程のシーンも少し欲しかった。いきなり脱いでしまっては勿体無い。
△ 珠輝が椎奈のノートPCを落としてしまった後、起動しない原因はバッテリー切れだということが分かったが、落としたことでキズは無かったのかどうかの描写が無い。キズが無かったのなら、「傷も付いていませんし、大丈夫ですよ。」などの椎奈のセリフが欲しい。

11話「お困りですかお嬢さん」
× オープニングで各キャラクターのレベルが上がっているが、最終話でもなく11話という微妙なタイミング。最終話ではオープニングが流れないので仕方ないとはいえ、とってつけた感が半端ない。各話において、前回の話でレベルが上がったような描写があればそのときに随時レベルアップしていく、というほうが視聴者を飽きさせず楽しませる演出になったと思う。オープニングの出来が良かっただけに非常にもったいない。また、歌夜のレベルの上がりが少ない。アニメ内で音楽に対して真摯というイメージが強いのだから、全体的にもっとレベルを上げるべき。
△ あやめが椎奈の家の前から飯野家の車を見て「あんな車初めて見た」と言っていたが、9話で裸眼では2メートル程度の距離にいた水葉もよく見えなかったことと少し矛盾する。
◎水葉の私服が子供っぽい。
△ 勉強合宿や試験直前、試験中、試験直後の様子はすべてカット。(珠輝の夢もあり、流れが少々分かりにくい。)
○ 茂みでごそごそしている音の主をパパと勘違いする珠輝と、なぜか茂みに隠れていた水葉。
□ 照はどうして「ドリンクならまかせろー」の流れを知っているのか。

12話「もう一度スタート地点」
○ 1年生と2年生がそれぞれ固まって寄り添って寝ている。
○ 1話のタイトルが「スタート地点」であり、この12話のタイトルで反復されている。
△ テマワリ水産の作品を買った人の声が夏(水葉の姉)と田山(飯野家のメイド)であったが、「新譜」や「2枚ずつ」という初心者ではない言葉を使っていたので別人(モブ)であろうが、勘違いを招きやすい。声をもう少し変えるか、別人を起用すべき。
□ スケブの人の首ひも(?)の色が一瞬だけピンクになっている。(「来ちゃいました」の発言の直前)
△ オープニングテーマ「God Save The Girls」をフルで流していたが、後半はキャラのセリフや珠輝の語りを入れたほうがよかったように思える。CDを買わなくてもこれで全て聴けてしまうし、手抜きと捉えられかねない。

総括

最後まで観て思ったことだが、全体的にストーリーが薄い。7話は例外的に前半にエロあり後半に感動ありと良かったが、他の話は悪い意味で日常系アニメといった感じで少々退屈な思いにさせられる。また、飯野姉妹(夏と水葉)や、前部長の照先輩に嫌悪感を持ってしまう視聴者も多かったと思う。また、演出や描写に関しても、分かりにくかったりする点が多く見られたことも爆死の原因であろうと思う。個人的には、珠輝は髪を下ろしていたほうが圧倒的に可愛いし、プール回(スク水)なども見たかった。視聴者の需要に応えられなかった、という点も大きいのかもしれない。何にせよ、2期は絶望的である。原作で続きを読もうにも、画風が違いすぎて違和感を覚えてしまうかもしれない。アニメ化にあたってかなり可愛いキャラデザに仕上げたようだが、「かわいいだけ」では売れないということを証明した作品となってしまった。

アニメ批評「NEW GAME!」(2016年夏)

この作品が有名になったキッカケになったセリフ「がんばるぞい!」が1回しか聞けなかったアニメ「NEW GAME!」。前回の「あんハピ♪」に引き続き批評したいと思う。

前回の批評では、爆死原因と疑問点のみをつらつらと書いていたが、今回は良かった点なども書いておく事にする。記号の意味は以下の通り。

◎=とても良かった点・評価に値する点

○=良いと思った点

□=ただの独り言

△=あまり良くないと思った点

×=良くない点・改善すべき点

さて、各話について批評を始めたいところだが、その前に一言。OPの「1人じゃないよ Stand up★」の所で、青葉のツインテールでひふみが隠れて見えなくなっている。引っ込み思案なキャラだし隠れるくらいでちょうど良いと思ったのかもしれないが、ひふみの立場に立ってみればこれは心無い行為である。OAを見てせっかく自分が映っているシーンが隠れてしまっているのを見たときのひふみの気持ちを考えろと言いたい。

 

1話「なんだかホントに入社した気分です!」
○ 駅や背景など、細かく書かれている。
△ 「忙しそうなイメージだし」といきなりタメ口になる青葉。
△ 「アシスタントディレクターじゃなくて、アートディレクターよ。」で首を傾げる青葉、ADの略がそうでないことに気付くのが遅い。
□ 「あなたこそ!おいくつなんですか?」と即座に反論できる青葉。
□ コウが初めて携わったゲーム(FAIRIES STORY)に青葉が小学生のときにハマったことと、コウが25、青葉が18(高卒新入社員)であることから、年齢差は7。つまりコウが18~19のときに携わったゲームを青葉が11~12のときにプレイしていたことが分かる。(矛盾なし)
△ ひふみが遅れて出勤してきた理由が謎。
△ 打たれたBB弾は掃除しなくていいのか?(誰かが踏んで滑りそう)
△ 3Dの経験が全く無くても社員になれ、しかも雇われたのは青葉一人。
メッセンジャーの名前が「キラキラ青葉」になっていたり、コウが青葉を呼び出す際には「コウ@定時に帰りたい」が「八神コウ」となっていたりと細かく演出されている。
△ 「ほら、そこの壁際に立って!」と青葉に言うコウだが、もう青葉は壁際にきちんと立っている。
○ 「今日は」お菓子を持ってきたひふみ。きっと新入写真をもてなす準備をしていたのだろう。
○ 「家に帰れなくなるよ」と語るひるみ。ゆんとはじめが、まだ自分が携わった作品が終盤に達したことが無いことをさりげなく演出している。
□ 初日から21時まで働かされる青葉。
○ ねねっちとの電話で「ムーンレンジャー映画化決定・上映されたら一緒に行こう」と伏線。
× 青葉の部屋の棚に並ぶゲームのCEROが全てB(12歳以上対象)である。その中にフェアリーズストーリーもある。また、フェアリーズストーリー2が無く、違和感がある。

2話「これが大人の飲み会……」
× ムーンレンジャーのステッキがゆんに当たった角度と場所がおかしい。
△ 「おはようございます。」のときのひふみの口の位置が下すぎる。
△ 「もうちょっとで終わるから」と微妙にタメ口の青葉。
□  ひふみのスマホのパスワードが1026(そーじろー)
△ もずくのいびき(?)が壊れたラジオのような音に聞こえる。
△ ひふみの「ありがとう」をスルーする青葉。小声で返答や会釈などの反応が欲しい。
○ しずくの「それは良かった」は、前に辞めていった新人のことを想起して言っているのか。
× りんの手から落ちたグラスが消えている。零れたであろうビールすら消えている。
× 森武蔵が850円であったのに、「1杯800円のもある」と言う青葉。一度それより高いお酒を注文しているのだから、違和感がある。(値段を見ていなかった?)また、開いているメニューのページには850円・880円のものはあるが、800円のものは無い。
△ オレンジブロッサムを注文し、コウにお酒であることを指摘された後、それをキャンセルせずに、出来て自分のもとに置かれてから「えっ!?」と驚く青葉。

3話「遅刻したらどうなるんだろう」
△ 自室に大きなハリネズミのぬいぐるみがあるが、2話でひふみとハリネズミの話題になったとき微塵もそのような発言や描写が無いのは少し違和感。
△ ゆん「走っても1分足りない」→「この調子なら絶対間に合う」という矛盾は、おかしい走り方を見られたくなかったゆんの嘘からきているのか分かりにくい。(嘘と考察できるのは、「ウチも一緒に走ったる!」→「走ってるとこ、見られたくなかったのかな?」というセリフ)
ICカードで改札を通過するシーンでピピッという音が鳴っているが、定期の場合この音は有効期限が残り14日以内の場合なのでおかしい。
× 遅刻を帳消しにするのに遅刻届を出させるコウ。また、遅刻理由はどう書けばよかったのか。
△ コウの指摘に、村人はよく見られることは無いからと反論する青葉。ゲーム作りに対する誠意が薄く思えてしまう。もうすこし婉曲な言い方にするか、1回目は素直にリテイクを受け入れ、2回目以降にこの件を入れるべきだったと思う。
△ ひふみの遅刻届に書かれていたが、この日は4月23日の木曜日である。コウに今週中にと渡された書類だが、実際は木・金・土の3日で仕上げろということである。多忙さを見せたいなら、「3日以内に」と言わせたり、「今週中ってあと3日しかない」などのセリフのほうが良かったと思う。
□ コウにリテイクを出され続けている青葉をりんが心配しているシーンにおいて、「本当はOKだった」とする根拠になるシーンが無いことから、「本当ならOKなの」というりんのセリフは嘘だった可能性がある。前にコウについて行けず辞めていった新人のようになってしまうのを危惧したためか?
△ 結局、ねねっちにフェアリーズシリーズを作っていることがバレてしまってその前提で会話している。青葉が直接言ったわけではなく、反応でねねっちが察しているという状況であろうが、外で電話でその話をしているのは少々危機感に欠ける。電話のシーンは青葉の部屋の中であったほうが良かったと思う。
◎ ねねっちとの何気ない会話で村人作りにおいて自分に足りなかった要素(思い)に気づくシーンは感動を誘う。EDキャン(エンディングテーマをキャンセル)してこのシーンを入れたのはとても良い判断。バックで流れている挿入歌も合っていて良い。
金澤まいの特技であるニワトリの鳴き真似。

4話「初めてのお給料…!」
□ 常にカメラ目線のもずく。
△ しずくのスマホの中の青葉の動きと角度が合っていない。姿まで同じにしたのだから角度も合わせるべき。
□ コウは本当に2日に1回は家に帰っているのか?
□ キャラクターを作っているだけの青葉が良い顔をしていることと、そのゲームがつまらないかどうかは関係ないのでは?
△ カーソルが動かないときは、マウスの電池が切れていたりする可能性があるので、キーボードを打って確認しているシーンもないと不自然。(キーボードの音らしきものは聞こえるが不明瞭。)
△ フリーズしていたであろうPCの作業中データは残っていたのか?消えていたらどの程度の損害だったのかが気になる。
△ 唯一の「がんばるぞい!」のシーン。言い方はハッカドール1号のほうが良かったし、もう1回くらいどこかに入れても良かったと思う。
△ ゆんの「ホンマに役に立ったな~」セリフの「ホンマに」は何に対してなのか?はじめは、「かっこいいだけで価値がある」とは言っていたが、「何かの役に立つ」的な発言はしていないので繋がりが無い。
△ 初給料の話題になって、親に何か買うという発言が一度も無かったのが違和感がある。青葉の行動を際立たせる為だったのかもしれないが、少しくらい話題に出てもインパクトが薄くなることは無い。
△ 青葉の「年上って感じがしないから」という発言は失礼すぎではないか?
○ コウの微妙に吹けていない口笛。

5話「そんなに泊まり込むんですか?」
△ ゆんが「これが気になるんとちゃう?」と指した指の先が完全にゴジラ
× 「Yodabashi-Asagaya(ヨダバシあさがや)」という店名を映すシーンが短く、モデルとなっているヨドバシ秋葉原店と勘違いしている視聴者が多く見られる。会社と同じ阿佐ヶ谷にあるからこそ徒歩で行くことができ、電車に乗らずに財布を使うことなくここまで来られるということが伝わりにくい。また、帰りのときに阿佐ヶ谷駅を映している為、さらにこの誤解が生じやすい。
△ 入社して一ヶ月以上経つのに、「おつかいって頻繁にあるんですか?」というセリフはおかしい。頻繁という単語を使わず、「こういうおつかいって結構あるんですか?」なら自然か。
◎ 青葉の腋チラ
□ コウにスリーデイズ(3日で1体)と言われていたのに、付箋に「4日で1体」と書く青葉。(そしてそれを赤字で3日でヨロシクと直されている。)
□ 奇しくも、はじめと同じ30℃に設定するゆん。
△ 一時停止して見直さないと、OKとボツの違いが分からない。(普通では分からないような微妙な違いを演出したのだろうが、あまりにも時間が短く、見せる回数が少なすぎる。)
○ ひふみがそうじろうを餌で釣る際、ピンセットの先がそうじろうとは逆の向きになっている細かい気遣い。

6話「発売……中止とか?」
△ いつの間にか半袖を着ているゆん。二の腕ぷよぷよはちゃんと解消できたのか?
× 盗賊に襲われて死んでしまうキャラクターを、青葉に似せるのはどうかと思う。(原作では、後にしずくがフォローを入れていたがアニメでは一切無し。)
△ 青葉のポップコーンを食べるスピードが速すぎて不自然。ちょっと早く着きすぎた(だから食べる時間があった)的な演出が欲しかった。
○ 青葉のメガ粒子レクイエムシュートが全然似ていない(かわいい)。また、ねね・青葉・ゆん・はじめのメガ粒子レクイエムシュートの言い方が四者四様で良い。
× コウのパンツ(およびパンチラ)は見せるのに、18歳以上の社会人にもかかわらず青葉の下着をしっかりと見せない。
△ また長袖に戻っているゆん。

7話「新人の教育はしっかりしてください」
× おもいっきりエラーが出ているのに「ほんとだ」というセリフはおかしい。「これ、出てたらダメなんですか?」という反応のほうが自然。
△ 「相変わらずグラフィッカーは」のセリフを小声でぶつぶつ言うのはキャラの好感度を著しく下げる。はっきりといった方が良かった。
□ うみこがモデルガンでコウの額を打つシーン。狙ったところに当てられるとはいえ、コウの額を狙うのは危なすぎる。
□ 独り言とはいえ、「でも本当にお猿さんなら」という発言は意味が分からない。
△ いつも生身の人間をBB弾で撃っているのに、「柔らかいペイント弾だから危険は無い」というのはおかしい。
□ なぜか、ゆんの「若いうちはそういうの無いで」のセリフがそっけない。
× 駆血帯を外す前に注射針を抜くと血液が噴き出るらしい。医療行為の描写ミスは命にかかわる誤った情報が流布されてしまうため気をつけてほしい。
△ ウエスト測定のシーンでひふみがいないのは何故か?ひふみのおなかを見たい視聴者は多いだろうに。

8話「夏休みだぁああ!!」
△ ねねっちと電話しているときに妊婦のようにお腹をさすっている青葉。時間的にお腹が空いていたのか?
○ ねねっちの大学の掲示板にあるイーグルジャンプのバイト募集のチラシに、猫アレルギーに関しての記述があったりと、細かく作られている。
× 「青っちから聞いていたから」というのは青葉が守秘義務を破ったということになる。「青っちの話で見当が付いていた」というようなものに変えるべき。
○ うみこの「冗談です」からのコウの「コノヤロ」的な反応が良い。
□ ねねっちの「八神コウ!?(中略)ホンモノの八神コウだー!」と呼び捨てにするのはあまりにも礼儀に欠ける。
◎ 青葉の「そうだよ身長高いよーということはー?」という、ねねとのやりとりから垣間見える青葉の素の部分が見ることができて、とてもよい。
△ コウが「残りの村人遅れてるだろ」と青葉に言っていたが、村人を作るのは既に終わったはずでは?おそらく村人にかかわる何かの仕事なのだろうが、視聴者に誤解させてしまう。
○ ねねの想像の中の、コウの「私のプリンを、よくも!」の演技が良い。
△ コウの目の隈が急に消える。意味の無いシーンでいきなり消すくらいなら、青葉からプリンを渡されたときに消えるなどの演出があってもよかったと思う。
□ ねねっちのプリンの対応について良くない印象を持った視聴者もいると思うが、冷蔵庫の物は自由に食べてよいと言われていたし、謝りに行こうとした際うみこに否応なく止められたり、大ゴトになり自分が犯人だと分かったら青葉にまで迷惑がかかると思っていたため謝れなかった。そして最後には弁償し反省のメッセージも添えている。
△ コウ宛てのプリンのシールのカエルが舌を出していて、ふさわしくない。

9話「出勤しちゃいけないんですか?」
□ はじめがオモチャを振り回しているときにはじめの椅子が消えている。邪魔になるから動かしたのか?
◎ 「ダンディーマックスを初めて見たときどうだった?」「なにこれ?」「「だよねー!!」」などのやりとりで、視聴者側にもダンディーマックスがどのような作品だったのか分かるように描かれていて良い。
◎ ねねっちがどうして青葉の会社にバイトしに来たのか、どのような思いでデバックの仕事をしているのか、青葉とねねっちとの出会いや関係が細かく描かれていて、とても良い。
おかゆがちゃんと描かれている。・・・というのは冗談で、コウが普段料理をしていないだろうことが描写できている。
□ ねねっちの「今週の土日は休めるね」というセリフから、土日に休めないことが多いのか?
△ 「無理をして倒れてしまったら元も子もない」→「皆に心配をかけてしまう」というのは一見美しいが、意味が繋がっていない。「(仕事が片付けられなくて)皆に迷惑をかけてしまう」のほうが自然。
□ はじめのセリフの「自転車」が「じでんしゃ」に聞こえる。
○ ひふみがチョコを用意しているところを見ているゆんの描写が細かくてよい。
○ いやしの湯のシャワーのシーンで、真ん中のひふみに目が行きがちだが、右で貧乳なのを気にしているゆんや、左右に揺れながら背中を洗っているはじめの描写も細かくて良い。
△ なぜ青葉は深夜3:26にねねっちにスタンプを送っているのか。
□ シュークリームでは栄養は糖分と脂質くらいしか摂れないのでは?というツッコミは無粋か。

10話「正社員ってお給料を安くするための法の抜け穴…」
× なぜ近くのドアから出ずに人を押しのけて遠い方のドアから電車を降りたのか?
◎ 小悪魔青葉。エロすぎる。
△ うみこのセリフ「桜さんの問題は素行ですが」の「素行」が「そこ」に聞こえてしまい逆の意味になってしまう。
△ 「ツンうる」のシーンがやや分かりにくい。該当シーンで「ツンツン」「うるうる」のテロップを出したほうが良かったか。
□ ねねっちがパンを食べるたびに食べたはずのパンが復活している。
◎ うみこの「お昼休みが終わるまでまだ10分ありますよ」というセリフから、青葉に似ているソフィアが目に入り、青葉と仲直りしに行くねね。青葉がどうしてこんなに仕事に熱心なのか、青葉が1話で言っていた「がんばるよ」のセリフの本当の意味が分かるシーンは感動した。
□ ねねっちがうみこのパソコンのコンセントを抜いてしまうシーンで、どうして画面まで消えるのか疑問に思った視聴者もいたようだが、通常、デスクトップパソコンの電源が切れると画面も連動して切れる。(機種によって多少の違いあり。)ただ、企業が使用するパソコンは停電や不慮の事故に備え、UPSなどが付いている。

11話「リーク画像が昨日、ネットに出てましたよ!」
◎ フェアリーズストーリー3のPV(OP?)がOPの代わりとなっていて、青葉たちが作っているゲームがどのようなものなのか分かりやすい。また、音楽もオリジナルで作ってあり、作画も大変良い。
□ コウのズボンの色が深緑から白に変わっている。
○ 青葉がどの服を着ていくか迷うシーンにおいて、ゆんスタイル→はじめスタイル→ひふみスタイル(→コウスタイル(下着のみ)→チノスタイル)と、青葉のコーディネイトがそれぞれのキャラクターをモチーフとしているものになっている。
○ しずくがコウの姿をスマホで撮るときに連写している。
△ 攻略本のインタビュー記事で見たコウと雰囲気が違っていて、初めて会ったときに分からなかったという青葉。それなら1話で「思っていた雰囲気と違った」などというセリフかモノローグを入れるべきだった。
□ 看護婦からカメラマンに転職した山田さん、と言いたいところだが性格が違いすぎるので姉妹か親戚か?
□ 出来上がったインタビュー記事に「今回はアニメーション制作会社の動画工房さんにお願いさせて頂きました。とても丁寧に作っていただいて、また、本作のテーマも理解して頂いているので、本当に感謝しています。」という文がある。
× りんの「何か事件が起こる前触れみたいよね」というフラグからの落雷シーンで、社内が暗くなっているシーンになっていて、停電(フラグ回収)したのかと勘違いを起こしやすい。
× 「おつかいのときは、しっかり領収書を貰わないといけない」と言っておきながら、ねねっちの「レシートじゃダメなの?記録は残るし」という言い分で領収書を貰うことをしない青葉。いくら親しい友達と一緒だからとはいえ、違和感がありすぎる。(レシートの方が詳細が分かってよいという意見や、最近の会社ではレシートでもよいという意見も出ているが、これは会社・上司の意向に従うべきである。5話ではじめとのおつかいのときに「領収書とか捨てないように」と言っていたり、うみこの発言からも、この会社では領収書を貰うべきだと容易に判断できる。)
○ 栄養ドリンク「ケロリン」シリーズが、新入り・係長・課長・部長・専務・社長・大魔王となっていて楽しい。
× ケロリン課長の値段が間違っている。税抜き1256円なら、税込み価格は1356円である。
◎ ねねっちのうみこの真似が可愛くて良い。
○ うみこのノリツッコミ。
ケロリン大魔王でむせる青葉だが、咳がビンおよびストローにかかっている。
○ 椅子に膝を乗せているところをコウに見られて少し照れている青葉の描写が、細かくて良い。
△ 「ケロリンってそんなに利かなくない?」とケロリンは知っているのに(ケロリン)大魔王にはピンとこないコウ。「あれ飲んだの?」的な返答のほうが自然。
朝日奈丸佳(ねねっち)の泣きの演技が上手い。

12話「ひとつ夢が叶いました!」
○ うみこがねねっちに「で、桜さんは何を」と言っているとき、はじめも両手を挙げている。多かれ少なかれ、責任を感じているのだろう。
○ コウのセリフ「やっぱり武器とか好きなんだな~アハごんは~」のあとの「アハハ、アハハハハ」というさりげないシャレ。
○ サインを貰って御満悦のひふみ。
△ いらないとはいえ、貰った本人の前で景品のモデルガンを落とすのは失礼すぎる。
◎ 12話のサブタイトル「ひとつ夢が叶いました」について。これは青葉が、自分が携わったゲームが発売されることに対してのことだと予想していたが、八神コウのサインを貰うことに対してであることに対してであった。青葉はコウと普段は仲良く接しているが、小学生のときから憧れていた人から直接サインをもらえたのだから、その喜びもひとしおであろう。このような青葉の感情が伝わってきてとても感慨深い。
日笠陽子(八神コウ)の泣きの演技が上手い。
○ きらら警察24時が最後のオチとなった。この手のものは大抵、アニオリのくそ寒いものになりがちだが、ちゃんと原作に準拠しているものであり、成功していると言える。

13話(OVA)「私、社員旅行って初めてなので…」
◎ 小悪魔青葉再来。2期でもどんどんサディスティックなところを見せて欲しい。
□ 「ちょっと水とってくる」と言ってコウが持ったコップには半分ほどオレンジジュースが入っている。それを捨てて水を入れに行こうとしたのか、風邪で頭が回らず持ってしまったのかよくわからない。
○ パンを口に含みながら青葉をスキーに誘うひふみ。かわいい。
△ スキー場でサバゲーは他の客の迷惑になるのではないか?
△ スキーで人の正面に止まるのは難しく、少しでもブレーキが弱いと激突してしまう。ひふみの隣に青葉が来るようにしたほうが自然か。
△ ゆんがサウナで顔にタオルを乗せている理由が明かされなかった。はじめの発言から息苦しさを軽減するためであると予想されるが、美顔のためなど、他の理由も考えられる。□ ねねっちの友達(?)初登場。ねねっちとどのような関係なのか気になる。2期にも出るのだろうか。
○ 「くまった~くまった~」は、ドラマCD1の青葉とコンビニでのセリフである。このようなストーリーの繋がりは面白く、またそれを知らなくても違和感がない。
□ 「44度の焼酎」でオーダーは通るのか?
× 青葉が雪だるま(3号?)をいじめるシーンは青葉の表情といい台詞回しも最高であったが、原作では雪だるまを沈める際、雪だるまの頭をぐりぐりしていた。なぜその描写をやめたのか。
× 青葉がお酒を舐めるシーンは必要だったのか。ストーリーや展開的にも無くても影響を与えないし、いたずらにキャラクターの好感度を下げる描写は止めてほしい。

 

 総括

○ ゆんの関西弁に違和感をもった関西人もいたようだが、ゆんは三重県出身であり、中の人(竹尾歩美)も三重県出身である。さらに自分なりに三重弁らしさを演技に加えていたらしい。批判していた輩は反省して欲しい。

× 冒頭にも書いたように、この作品は青葉の「がんばるぞい!」というセリフで有名になったことは揺ぎない事実である。原作で1回しかこのセリフは登場していなくても、ファンのために2~3回くらいは入れて欲しかった。(違和感なくこのセリフを入れられる場面も多数あった。)

△ 13話(OVA)は全巻購入特典であったが、単品として売ってもよかったと思う。乳首の露出も無かったし、需要も高いと思われる。

□ このアニメを見た感想として、某白箱アニメと混同し、「本当のゲーム制作会社はこんなのじゃない!」や、「サクセスストーリー過ぎる」などの的外れな意見が散見されるが、そのような批判をするヤカラは、このアニメのコンセプトを全く分かっていない。昨今問題になっているブラック企業やセクハラ・パワハラなどの問題から、「はたらくこと」そのものに対してネガティブなイメージが付いてしまっている。このアニメははたらくって青春だ。」というキャッチコピーからも分かるように、「はたらくこと」とはお金のためだけではなく、生きがい・やりがいを得ることがとても大切なファクターであることを視聴者に伝えたかったのではないかと思う。

◎ いろいろ直すべき箇所はあったが、2期が決まってとても嬉しい限りである。

アニメ批評「あんハピ♪」(2016年春)

アニメ「あんハピ♪」の円盤売り上げ枚数が爆死した大きな理由
・キウイ眼、まつ毛の着色が気持ち悪すぎる。
・視聴者に対して不親切で分かりにくい描写が多かった。
・2度も風呂シーンをカットした。
・ハナコの胸のサイズ、牡丹の病弱さ、などの細かい箇所で一貫性が無く設定や演出が甘い。

各話に対する細かい爆死理由や気になった点を以下に記す。

1話「4月7日 不幸な入学初日」
・まず杏、瑠璃、牡丹が登校するシーンで、
杏→母に見送られて楽しげに登校
瑠璃→一人で登校(花のアップ)
牡丹→薬を持ちメイド2人に見送られ登校
このような3人の差を見せたかったのであろうが、パートが次々に移るため誰がどこで区切られているのか初見では分かりにくい。
・キウイのような目が気持ち悪い。原作でも多少キウイであったが、アニメになると強調されすぎて気持ち悪すぎる。
・杏が橋から落ちてひっかかっているシーンでは、「髪がひっかかって痛い」と言っていたが、どこにどうひっかかっているのかの描写が全く無い。
・瑠璃が助けに行こうとするとき、「喋っちゃダメ、落ちちゃうから」の理由が不明。(じっとしていろという意味か?)
(以後、瑠璃のことをヒバリと呼ぶ)
・杏が犬を投げた後、たまたまヒバリの頭に乗ったから助かったものの、一切犬を受け取ろうとしなかった。
・「は・な・こ?」とBGMのタイミングがほぼ一致しているが、意図的ならキチンと合わせて欲しかった。
(以後、杏のことをハナコと呼ぶ)
・牡丹に握手を求められているとき、ヒバリが指に触れるだけなのは冷たすぎる。(次にハナコが握手をする際に怪我をするという展開に運びたかったのは分かるが)
・小平先生が「毎日皆さんの不幸度をしっかり測定しながら」と言っているが、「測定」とは単なる「運試し」であることなのか分かりにくい。そもそも「不幸度」とは何なのか?
・骨折が数時間で完治している牡丹。怪我しやすく治りやすい体質?
・直売店の看板を見て、あの人(看板)を想い出すヒバリの演出は少々分かりにくい。
・黒猫はどうやってカカシの頭に乗ったのか。ハナコの頭を使って降りられるのは高さがあるからまだ分かるが。
・看板の写真を見て「この写真の方(かた)は?」と訊く牡丹。
・看板のあの人のことを想うヒバリを変人扱いしている視聴者も多いと思うが、これが一般人から見た我々に対する感想なのだろう。看板もアニメキャラクターも2次元であり、決して叶わぬ恋である。
・ハナコが卵を割ったかの確認の前に小平先生が「全員卵を割ってしまったようですね」の発言。クラスの雰囲気から察したのか?

2話「4月11日 ハイテクな身体測定」
・ハナコが趣味は自動販売機でジュースを買うことと言っているが自動販売機が出てくるのはこの話のみ。
・黒いクローバーの茎が下を向いている謎は最後まで分からずじまい。
・ピコメートルまで測定可能なのに出力された値は100ナノメートル単位(1ピコメートルの10万倍)
・全部最新の測定器と言いながら身長を測る機器はセンチメートル単位(ミリメートルまで測るのが普通では?)
・ヒバリが卵を割るだけで「すご~い」と歓声を上げる料理部員たち。
・部活見学(体験)で5メートルも走れなかったのに動物に追いかけられたときは走れる牡丹
・額にMの字が入っている猫はメスだという演出はかなり分かりにくい。Mではなく♀マークや吹き出しなどで、メスだけが蓮のほうへ向かったと分かるようにすべき。

3話「4月28日 はじめての幸福実技」
・電柱にひびが入るほどの衝撃で激突する響。
・響と蓮を見て変わった二人と言う牡丹に対し、牡丹とハナコもそうだと思うヒバリ?少し分かりにくい。
・前歯を負傷する牡丹、次の話には治っているが、痛々しすぎて心配になる。
・好きな人を叫ぶ問題でイリオモテヤマネコがダメなら工事現場の看板の人もダメなのでは?

4話「4月29日 ナゾナゾな罰ゲーム」
・ハナコのいちごオレを弁償せず謝罪だけで済ます飼い主。
・結局ケーキは食べたのか?
・牡丹のメイドが言っていた「さゆり」とは誰か?最後まで分からず。
・猫にひっかかれた傷が一瞬で回復するハナコ。
・響のセリフ「一言で言うなら…それは」の続きは何なのか。
・響がシャッターを押した瞬間、牡丹とヒバリは笑顔ではなかったが、写真では全員笑顔になっている。

5話「5月9日 迷子の登校風景」
・響の青まつ毛が気持ち悪い。
・「碌な目に遭わなかったことは無い」では逆の意味になる。
・ハナコの吐血、顔の傷は重症すぎて心配になる。
・指を指された方と逆を行こうとする響。
・ヒバリを恨む響だが自分の迷い癖が原因であることは分かっている?が「報いを受けてもらう」と言っている。(照れ隠し?)

6話「5月30日 みんなで遠足」
・蓮の発言「うまい」より「おいしい」のほうが適す?
・ヒバリが「ハナコって悪運はわりとありそうじゃない?」と言っていたが、悪運の意味は「悪いことをしても報いを受けない」という意味である。
・人の物を躊躇無く(熊に)投げるのはどうかと思うし、熊を怒らせるだけで撃退できないのでは?
・小平先生が熊を動物園に返すと行っていたが、1発目は通常の銃で撃っていたように見える。

7話「6月28日 はなこのお見舞い」
・進撃の園児はハナコがいつも笑っていて子供のようだという比喩?
・烏「かー」蛙「える」で「帰る」を表していたが、エルは無理矢理過ぎる。
・ハナコが髪飾りを直そうとして壊したが、それが不幸に繋がる描写は無かった。
・蓮が響のことを「うるさい」と言ったとき叩く力が強すぎる。

8話「7月11日 戦う期末試験」
・ジャンケンゲームで負け続けた際、ズコズコパンチされる意味が分からない。ハナコがやっていたから故障して誤作動を起こしたのか?
・減点方式なのに120点の蓮。機械の女心も奪って得たのだと思うが分かりにくい。
・プリーストがアーチャーに強いこと(睡眠魔法で即死)を牡丹は分かっていたようだがいつ知ったのか、また、なぜ響はそのこと知らなかったのか。
・5人以外が闘った別のコロシアムがあったのか、コロシアムの前に他の全ての生徒が10回のゲームをやり終わったのか?
・ヒバリのセリフ「夢に見た」→正しくは「夢で見た」であろう。

9話「7月13日 波乱の合同授業」
・冒頭、ハナコはどうやってどのように引っかかったのか。
・水温がある程度高くても、そのまま拭かずにいたら風邪をひくのでは?
・教師が大根を黒板に叩きつけるのはどうかと思う。
・コンロをわざと壊した訳ではないのだから他のコンロを貸し与えるべきでは?
・夏野菜を使った料理とデザートというテーマをキチンと発表していないのは視聴者に対して不親切。
・「なぜお前たち、幸福クラスなどが天之御船学園に存在するのか」という言葉を生徒らに言うのは教師として不適切。
・なぜ風呂シーンをカットしたのか
・牡丹だけの水泳キャップをしている謎。また、どうやって全ての髪の毛を入れたのか。
・水に潜るのにどうしてゴーグルを外したのか(金属を含んでいる?)
・水に潜る勝負では即脱落の牡丹、水を飲んで溺れていたハナコだが、落雷を避けるためにプールに潜ったときは長時間潜れる牡丹とハナコ。
・どのようにチモシーを利用してプールへの落雷直撃を避けたのか分からない。

第10話「7月20日~ 私たちの夏休み」
・響の歌ったキャラソンのサビがCDのと仕様が違う。(Knock KnockとMap Mapの部分)
・後にヒバリのキャラソンが流れるとは言え、ヒバリの歌う時間が短すぎて違和感がある。
・ヒバリのキャラソンを、ヒバリからあの人(看板)への歌だと思っている人もいるかもしれないが、ヒバリが幼い頃に母親が歌っていた曲である。
・ハナコの大胆なヘソ出しルックが映る時間が短い。
・謎の少女(狭山椿)がヒバリとぶつかり、そそくさと逃げた理由が最後まで不明。
・以前に比べてハナコの胸が成長している。
・ヒバリの「牡丹、妹さんがいたのね」のセリフに対する牡丹の反応が謎。(自分で言っておきながら少し慌てている)
・響とヒバリが競争する際、何故2人とも気絶するまで潜水をしたまま息継ぎをしなかったのか。
・蓮がスイカ割りで響、ヒバリ、ハナコの3人も棒で叩いているのは酷すぎる。
・リンゴ飴、わたあめ、チョコバナナの棒が折れてしまうのはまだしも、チョコバナナの屋台を破壊するのは、やりすぎ。しかも、たこ焼きは普通に食べられる謎。
・チモシーの下半身が5人を追い掛け回したのは屋上に上がらせて花火を見せるため?
・キャスト欄でチモシーと狭山椿が同じ声優ということは今の段階ではバラさないようが良かった。兼役は普通省略されるのになぜ敢えて書いたのか。

第11話「8月18日 嵐の林間学校」
・「チモチモー」を「仲良し」と理解できた響の理解力。
・蓮が「おふとん」と文字を彫っただけなのは、「好きな物」を作っていい→大好きな「おふとん」の文字を彫ればよいと思ったから?
・ハナコの作品が爆発する理由が不明。SEも相俟って誰かが撃っているように見えてしまう。
・蓮の「おふとん」のセリフの直ぐ後のアイキャッチで「おふとん」の作品が変わっている。先生に修正するように言われたのか?
・まさかの入浴シーンカット
・寝るときにハナコの髪飾りを外していたが大丈夫なのか。近くに置いておくだけで効果有り?
アイキャッチ、蓮の「こわいな~」の天丼。どうせやるなら2回言って前回と合わせるか、「やだな~こわいな~」などとパターンを変えたほうがよかったかもしれない。
・ヒバリが目を覚まし上半身を起こしただけで起きるハナコ。
・鬼ごっこでいきなり最初に捕まえられた子は可哀想。
・水車にひっかかるが、めくれないハナコのスカート。
・ハナコの笛が鳴らなかった理由が不明。(何か詰まっていた?)
・木彫りを見つけて合流したらボーナス点が入るが、合流した判定はどうやってするのか?(終了時?)
・「やはり無理か!」のタイミングが早い。何をもって「やはり」なのか?
・綺麗な編隊?
・最後のシーン、響が小平先生に見つかったのかと視聴者に誤解させる。

第12話「8月19日 幸せな林間学校」
・チモシーが「星チームと月チームのマークを3つずつゲットした」と言っていたが、捕まったら負けなのかマークを取られたら負けなのか分かりにくい。
・しれっと「おふとん」の変わった姿がズームで映っているが、いつ何故変わったのか、やはり分かりにくい。
・響は元陸上部のエースらしいが、高校では蓮と一緒に居たいが為に入らなかったのか?
・毒草の類を全て排除しているが櫨の木や沼は放置している謎。
・「植物ならあの人たちのほうが」で意味深に回想されるヒバリの両親の謎は最後まで回収されず。
・兎が身を挺して肉になろうとして「無茶はダメだ」と止める蓮。兎の脳内を見通せるのか。
・檻の目が広く、横に抜ければ脱獄できそう。
・蓮に「どうしたの、響?」と言われたときに慌てていた響。このときにヒバリの木彫り作品を見つけたようだが分かりづらい。
・二人分の体重以上の衝撃に耐える牡丹の右腕。病弱設定はどこにいったのか。
・ハナコの胸が大きくなりすぎ。今までつるぺたを気にしていた描写は何だったのか。
・チモシーに逃げられてがっかりするハナコだが、一瞬過ぎて分かりにくい。
・全裸の響SDの胸が違和感ありすぎる。
・畳の上で眠れなかったヒバリだが野宿ではぐっすり。
・5人揃った写真は誰がどうやって撮ったのか?
・狭山椿がどのような子なのかは最後まで明かされず。

 

総括

2期を匂わせるような終わり方であったが、残念ながら2期は円盤の売り上げから見て絶望的であろう。続きは原作のコミックを買うか、掲載されている「まんがタイムきららフォワード」で見るしかなさそうだ。原作や掲載元の雑誌が売れても、おそらく2期には繋がらないので、円盤やCD(CDも円盤だが)、グッズを積極的に購入することを勧める。あまり知られていないがキャラソンがかなり多く出ているので、それを買うことでも2期への架け橋にはなりそうだ。