アニメ批評「NEW GAME!」(2016年夏)

この作品が有名になったキッカケになったセリフ「がんばるぞい!」が1回しか聞けなかったアニメ「NEW GAME!」。前回の「あんハピ♪」に引き続き批評したいと思う。

前回の批評では、爆死原因と疑問点のみをつらつらと書いていたが、今回は良かった点なども書いておく事にする。記号の意味は以下の通り。

◎=とても良かった点・評価に値する点

○=良いと思った点

□=ただの独り言

△=あまり良くないと思った点

×=良くない点・改善すべき点

さて、各話について批評を始めたいところだが、その前に一言。OPの「1人じゃないよ Stand up★」の所で、青葉のツインテールでひふみが隠れて見えなくなっている。引っ込み思案なキャラだし隠れるくらいでちょうど良いと思ったのかもしれないが、ひふみの立場に立ってみればこれは心無い行為である。OAを見てせっかく自分が映っているシーンが隠れてしまっているのを見たときのひふみの気持ちを考えろと言いたい。

 

1話「なんだかホントに入社した気分です!」
○ 駅や背景など、細かく書かれている。
△ 「忙しそうなイメージだし」といきなりタメ口になる青葉。
△ 「アシスタントディレクターじゃなくて、アートディレクターよ。」で首を傾げる青葉、ADの略がそうでないことに気付くのが遅い。
□ 「あなたこそ!おいくつなんですか?」と即座に反論できる青葉。
□ コウが初めて携わったゲーム(FAIRIES STORY)に青葉が小学生のときにハマったことと、コウが25、青葉が18(高卒新入社員)であることから、年齢差は7。つまりコウが18~19のときに携わったゲームを青葉が11~12のときにプレイしていたことが分かる。(矛盾なし)
△ ひふみが遅れて出勤してきた理由が謎。
△ 打たれたBB弾は掃除しなくていいのか?(誰かが踏んで滑りそう)
△ 3Dの経験が全く無くても社員になれ、しかも雇われたのは青葉一人。
メッセンジャーの名前が「キラキラ青葉」になっていたり、コウが青葉を呼び出す際には「コウ@定時に帰りたい」が「八神コウ」となっていたりと細かく演出されている。
△ 「ほら、そこの壁際に立って!」と青葉に言うコウだが、もう青葉は壁際にきちんと立っている。
○ 「今日は」お菓子を持ってきたひふみ。きっと新入写真をもてなす準備をしていたのだろう。
○ 「家に帰れなくなるよ」と語るひるみ。ゆんとはじめが、まだ自分が携わった作品が終盤に達したことが無いことをさりげなく演出している。
□ 初日から21時まで働かされる青葉。
○ ねねっちとの電話で「ムーンレンジャー映画化決定・上映されたら一緒に行こう」と伏線。
× 青葉の部屋の棚に並ぶゲームのCEROが全てB(12歳以上対象)である。その中にフェアリーズトーリーもある。また、フェアリーズトーリー2が無く、違和感がある。

2話「これが大人の飲み会……」
× ムーンレンジャーのステッキがゆんに当たった角度と場所がおかしい。
△ 「おはようございます。」のときのひふみの口の位置が下すぎる。
△ 「もうちょっとで終わるから」と微妙にタメ口の青葉。
□  ひふみのスマホのパスワードが1026(そーじろー)
△ もずくのいびき(?)が壊れたラジオのような音に聞こえる。
△ ひふみの「ありがとう」をスルーする青葉。小声で返答や会釈などの反応が欲しい。
○ しずくの「それは良かった」は、前に辞めていった新人のことを想起して言っているのか。
× りんの手から落ちたグラスが消えている。零れたであろうビールすら消えている。
× 森武蔵が850円であったのに、「1杯800円のもある」と言う青葉。一度それより高いお酒を注文しているのだから、違和感がある。(値段を見ていなかった?)また、開いているメニューのページには850円・880円のものはあるが、800円のものは無い。
△ オレンジブロッサムを注文し、コウにお酒であることを指摘された後、それをキャンセルせずに、出来て自分のもとに置かれてから「えっ!?」と驚く青葉。

3話「遅刻したらどうなるんだろう」
△ 自室に大きなハリネズミのぬいぐるみがあるが、2話でひふみとハリネズミの話題になったとき微塵もそのような発言や描写が無いのは少し違和感。
△ ゆん「走っても1分足りない」→「この調子なら絶対間に合う」という矛盾は、おかしい走り方を見られたくなかったゆんの嘘からきているのか分かりにくい。(嘘と考察できるのは、「ウチも一緒に走ったる!」→「走ってるとこ、見られたくなかったのかな?」というセリフ)
ICカードで改札を通過するシーンでピピッという音が鳴っているが、定期の場合この音は有効期限が残り14日以内の場合なのでおかしい。
× 遅刻を帳消しにするのに遅刻届を出させるコウ。また、遅刻理由はどう書けばよかったのか。
△ コウの指摘に、村人はよく見られることは無いからと反論する青葉。ゲーム作りに対する誠意が薄く思えてしまう。もうすこし婉曲な言い方にするか、1回目は素直にリテイクを受け入れ、2回目以降にこの件を入れるべきだったと思う。
△ ひふみの遅刻届に書かれていたが、この日は4月23日の木曜日である。コウに今週中にと渡された書類だが、実際は木・金・土の3日で仕上げろということである。多忙さを見せたいなら、「3日以内に」と言わせたり、「今週中ってあと3日しかない」などのセリフのほうが良かったと思う。
□ コウにリテイクを出され続けている青葉をりんが心配しているシーンにおいて、「本当はOKだった」とする根拠になるシーンが無いことから、「本当ならOKなの」というりんのセリフは嘘だった可能性がある。前にコウについて行けず辞めていった新人のようになってしまうのを危惧したためか?
△ 結局、ねねっちにフェアリーズシリーズを作っていることがバレてしまってその前提で会話している。青葉が直接言ったわけではなく、反応でねねっちが察しているという状況であろうが、外で電話でその話をしているのは少々危機感に欠ける。電話のシーンは青葉の部屋の中であったほうが良かったと思う。
◎ ねねっちとの何気ない会話で村人作りにおいて自分に足りなかった要素(思い)に気づくシーンは感動を誘う。EDキャン(エンディングテーマをキャンセル)してこのシーンを入れたのはとても良い判断。バックで流れている挿入歌も合っていて良い。
金澤まいの特技であるニワトリの鳴き真似。

4話「初めてのお給料…!」
□ 常にカメラ目線のもずく。
△ しずくのスマホの中の青葉の動きと角度が合っていない。姿まで同じにしたのだから角度も合わせるべき。
□ コウは本当に2日に1回は家に帰っているのか?
□ キャラクターを作っているだけの青葉が良い顔をしていることと、そのゲームがつまらないかどうかは関係ないのでは?
△ カーソルが動かないときは、マウスの電池が切れていたりする可能性があるので、キーボードを打って確認しているシーンもないと不自然。(キーボードの音らしきものは聞こえるが不明瞭。)
△ フリーズしていたであろうPCの作業中データは残っていたのか?消えていたらどの程度の損害だったのかが気になる。
△ 唯一の「がんばるぞい!」のシーン。言い方はハッカドール1号のほうが良かったし、もう1回くらいどこかに入れても良かったと思う。
△ ゆんの「ホンマに役に立ったな~」セリフの「ホンマに」は何に対してなのか?はじめは、「かっこいいだけで価値がある」とは言っていたが、「何かの役に立つ」的な発言はしていないので繋がりが無い。
△ 初給料の話題になって、親に何か買うという発言が一度も無かったのが違和感がある。青葉の行動を際立たせる為だったのかもしれないが、少しくらい話題に出てもインパクトが薄くなることは無い。
△ 青葉の「年上って感じがしないから」という発言は失礼すぎではないか?
○ コウの微妙に吹けていない口笛。

5話「そんなに泊まり込むんですか?」
△ ゆんが「これが気になるんとちゃう?」と指した指の先が完全にゴジラ
× 「Yodabashi-Asagaya(ヨダバシあさがや)」という店名を映すシーンが短く、モデルとなっているヨドバシ秋葉原店と勘違いしている視聴者が多く見られる。会社と同じ阿佐ヶ谷にあるからこそ徒歩で行くことができ、電車に乗らずに財布を使うことなくここまで来られるということが伝わりにくい。また、帰りのときに阿佐ヶ谷駅を映している為、さらにこの誤解が生じやすい。
△ 入社して一ヶ月以上経つのに、「おつかいって頻繁にあるんですか?」というセリフはおかしい。頻繁という単語を使わず、「こういうおつかいって結構あるんですか?」なら自然か。
◎ 青葉の腋チラ
□ コウにスリーデイズ(3日で1体)と言われていたのに、付箋に「4日で1体」と書く青葉。(そしてそれを赤字で3日でヨロシクと直されている。)
□ 奇しくも、はじめと同じ30℃に設定するゆん。
△ 一時停止して見直さないと、OKとボツの違いが分からない。(普通では分からないような微妙な違いを演出したのだろうが、あまりにも時間が短く、見せる回数が少なすぎる。)
○ ひふみがそうじろうを餌で釣る際、ピンセットの先がそうじろうとは逆の向きになっている細かい気遣い。

6話「発売……中止とか?」
△ いつの間にか半袖を着ているゆん。二の腕ぷよぷよはちゃんと解消できたのか?
× 盗賊に襲われて死んでしまうキャラクターを、青葉に似せるのはどうかと思う。(原作では、後にしずくがフォローを入れていたがアニメでは一切無し。)
△ 青葉のポップコーンを食べるスピードが速すぎて不自然。ちょっと早く着きすぎた(だから食べる時間があった)的な演出が欲しかった。
○ 青葉のメガ粒子レクイエムシュートが全然似ていない(かわいい)。また、ねね・青葉・ゆん・はじめのメガ粒子レクイエムシュートの言い方が四者四様で良い。
× コウのパンツ(およびパンチラ)は見せるのに、18歳以上の社会人にもかかわらず青葉の下着をしっかりと見せない。
△ また長袖に戻っているゆん。

7話「新人の教育はしっかりしてください」
× おもいっきりエラーが出ているのに「ほんとだ」というセリフはおかしい。「これ、出てたらダメなんですか?」という反応のほうが自然。
△ 「相変わらずグラフィッカーは」のセリフを小声でぶつぶつ言うのはキャラの好感度を著しく下げる。はっきりといった方が良かった。
□ うみこがモデルガンでコウの額を打つシーン。狙ったところに当てられるとはいえ、コウの額を狙うのは危なすぎる。
□ 独り言とはいえ、「でも本当にお猿さんなら」という発言は意味が分からない。
△ いつも生身の人間をBB弾で撃っているのに、「柔らかいペイント弾だから危険は無い」というのはおかしい。
□ なぜか、ゆんの「若いうちはそういうの無いで」のセリフがそっけない。
× 駆血帯を外す前に注射針を抜くと血液が噴き出るらしい。医療行為の描写ミスは命にかかわる誤った情報が流布されてしまうため気をつけてほしい。
△ ウエスト測定のシーンでひふみがいないのは何故か?ひふみのおなかを見たい視聴者は多いだろうに。

8話「夏休みだぁああ!!」
△ ねねっちと電話しているときに妊婦のようにお腹をさすっている青葉。時間的にお腹が空いていたのか?
○ ねねっちの大学の掲示板にあるイーグルジャンプのバイト募集のチラシに、猫アレルギーに関しての記述があったりと、細かく作られている。
× 「青っちから聞いていたから」というのは青葉が守秘義務を破ったということになる。「青っちの話で見当が付いていた」というようなものに変えるべき。
○ うみこの「冗談です」からのコウの「コノヤロ」的な反応が良い。
□ ねねっちの「八神コウ!?(中略)ホンモノの八神コウだー!」と呼び捨てにするのはあまりにも礼儀に欠ける。
◎ 青葉の「そうだよ身長高いよーということはー?」という、ねねとのやりとりから垣間見える青葉の素の部分が見ることができて、とてもよい。
△ コウが「残りの村人遅れてるだろ」と青葉に言っていたが、村人を作るのは既に終わったはずでは?おそらく村人にかかわる何かの仕事なのだろうが、視聴者に誤解させてしまう。
○ ねねの想像の中の、コウの「私のプリンを、よくも!」の演技が良い。
△ コウの目の隈が急に消える。意味の無いシーンでいきなり消すくらいなら、青葉からプリンを渡されたときに消えるなどの演出があってもよかったと思う。
□ ねねっちのプリンの対応について良くない印象を持った視聴者もいると思うが、冷蔵庫の物は自由に食べてよいと言われていたし、謝りに行こうとした際うみこに否応なく止められたり、大ゴトになり自分が犯人だと分かったら青葉にまで迷惑がかかると思っていたため謝れなかった。そして最後には弁償し反省のメッセージも添えている。
△ コウ宛てのプリンのシールのカエルが舌を出していて、ふさわしくない。

9話「出勤しちゃいけないんですか?」
□ はじめがオモチャを振り回しているときにはじめの椅子が消えている。邪魔になるから動かしたのか?
◎ 「ダンディーマックスを初めて見たときどうだった?」「なにこれ?」「「だよねー!!」」などのやりとりで、視聴者側にもダンディーマックスがどのような作品だったのか分かるように描かれていて良い。
◎ ねねっちがどうして青葉の会社にバイトしに来たのか、どのような思いでデバックの仕事をしているのか、青葉とねねっちとの出会いや関係が細かく描かれていて、とても良い。
○ おかゆがちゃんと描かれている。・・・というのは冗談で、コウが普段料理をしていないだろうことが描写できている。
□ ねねっちの「今週の土日は休めるね」というセリフから、土日に休めないことが多いのか?
△ 「無理をして倒れてしまったら元も子もない」→「皆に心配をかけてしまう」というのは一見美しいが、意味が繋がっていない。「(仕事が片付けられなくて)皆に迷惑をかけてしまう」のほうが自然。
□ はじめのセリフの「自転車」が「じでんしゃ」に聞こえる。
○ ひふみがチョコを用意しているところを見ているゆんの描写が細かくてよい。
○ いやしの湯のシャワーのシーンで、真ん中のひふみに目が行きがちだが、右で貧乳なのを気にしているゆんや、左右に揺れながら背中を洗っているはじめの描写も細かくて良い。
△ なぜ青葉は深夜3:26にねねっちにスタンプを送っているのか。
□ シュークリームでは栄養は糖分と脂質くらいしか摂れないのでは?というツッコミは無粋か。

10話「正社員ってお給料を安くするための法の抜け穴…」
× なぜ近くのドアから出ずに人を押しのけて遠い方のドアから電車を降りたのか?
◎ 小悪魔青葉。エロすぎる。
△ うみこのセリフ「桜さんの問題は素行ですが」の「素行」が「そこ」に聞こえてしまい逆の意味になってしまう。
△ 「ツンうる」のシーンがやや分かりにくい。該当シーンで「ツンツン」「うるうる」のテロップを出したほうが良かったか。
□ ねねっちがパンを食べるたびに食べたはずのパンが復活している。
◎ うみこの「お昼休みが終わるまでまだ10分ありますよ」というセリフから、青葉に似ているソフィアが目に入り、青葉と仲直りしに行くねね。青葉がどうしてこんなに仕事に熱心なのか、青葉が1話で言っていた「がんばるよ」のセリフの本当の意味が分かるシーンは感動した。
□ ねねっちがうみこのパソコンのコンセントを抜いてしまうシーンで、どうして画面まで消えるのか疑問に思った視聴者もいたようだが、通常、デスクトップパソコンの電源が切れると画面も連動して切れる。(機種によって多少の違いあり。)ただ、企業が使用するパソコンは停電や不慮の事故に備え、UPSなどが付いている。

11話「リーク画像が昨日、ネットに出てましたよ!」
フェアリーズトーリー3のPV(OP?)がOPの代わりとなっていて、青葉たちが作っているゲームがどのようなものなのか分かりやすい。また、音楽もオリジナルで作ってあり、作画も大変良い。
□ コウのズボンの色が深緑から白に変わっている。
○ 青葉がどの服を着ていくか迷うシーンにおいて、ゆんスタイル→はじめスタイル→ひふみスタイル(→コウスタイル(下着のみ)→チノスタイル)と、青葉のコーディネイトがそれぞれのキャラクターをモチーフとしているものになっている。
○ しずくがコウの姿をスマホで撮るときに連写している。
△ 攻略本のインタビュー記事で見たコウと雰囲気が違っていて、初めて会ったときに分からなかったという青葉。それならその女性がコウだと分かったときに、思っていた雰囲気と違ったなどというセリフを入れるべきだった。
□ 看護婦からカメラマンに転職した山田さん、と言いたいところだが性格が違いすぎるので姉妹か親戚か?
□ 出来上がったインタビュー記事に「今回はアニメーション制作会社の動画工房さんにお願いさせて頂きました。とても丁寧に作っていただいて、また、本作のテーマも理解して頂いているので、本当に感謝しています。」という文がある。
× りんの「何か事件が起こる前触れみたいよね」というフラグからの落雷シーンで、社内が暗くなっているシーンになっていて、停電(フラグ回収)したのかと勘違いを起こしやすい。
× 「おつかいのときは、しっかり領収書を貰わないといけない」と言っておきながら、ねねっちの「レシートじゃダメなの?記録は残るし」という言い分で領収書を貰うことをしない青葉。いくら親しい友達と一緒だからとはいえ、違和感がありすぎる。(レシートの方が詳細が分かってよいという意見や、最近の会社ではレシートでもよいという意見も出ているが、これは会社・上司の意向に従うべきである。5話ではじめとのおつかいのときに「領収書とか捨てないように」と言っていたり、うみこの発言からも、この会社では領収書を貰うべきだと容易に判断できる。)
○ 栄養ドリンク「ケロリン」シリーズが、新入り・係長・課長・部長・専務・社長・大魔王となっていて楽しい。
× ケロリン課長の値段が間違っている。税抜き1256円なら、税込み価格は1356円である。
◎ ねねっちのうみこの真似が可愛くて良い。
○ うみこのノリツッコミ。
ケロリン大魔王でむせる青葉だが、咳がビンおよびストローにかかっている。
○ 椅子に膝を乗せているところをコウに見られて少し照れている青葉の描写が、細かくて良い。
△ 「ケロリンってそんなに利かなくない?」とケロリンは知っているのに(ケロリン)大魔王にはピンとこないコウ。「あれ飲んだの?」的な返答のほうが自然。
朝日奈丸佳(ねねっち)の泣きの演技が上手い。

12話「ひとつ夢が叶いました!」
○ うみこがねねっちに「で、桜さんは何を」と言っているとき、はじめも両手を挙げている。多かれ少なかれ、責任を感じているのだろう。
○ コウのセリフ「やっぱり武器とか好きなんだな~アハごんは~」のあとの「アハハ、アハハハハ」というさりげないシャレ。
○ サインを貰って御満悦のひふみ。
△ いらないとはいえ、貰った本人の前で景品のモデルガンを落とすのは失礼すぎる。
◎ 12話のサブタイトル「ひとつ夢が叶いました」について。これは青葉が、自分が携わったゲームが発売されることに対してのことだと予想していたが、八神コウのサインを貰うことに対してであることに対してであった。青葉はコウと普段は仲良く接しているが、小学生のときから憧れていた人から直接サインをもらえたのだから、その喜びもひとしおであろう。このような青葉の感情が伝わってきてとても感慨深い。
日笠陽子(八神コウ)の泣きの演技が上手い。
○ きらら警察24時が最後のオチとなった。この手のものは大抵、アニオリのくそ寒いものになりがちだが、ちゃんと原作に準拠しているものであり、成功していると言える。

13話(OVA)「私、社員旅行って初めてなので…」
◎ 小悪魔青葉再来。2期でもどんどんサディスティックなところを見せて欲しい。
□ 「ちょっと水とってくる」と言ってコウが持ったコップには半分ほどオレンジジュースが入っている。それを捨てて水を入れに行こうとしたのか、風邪で頭が回らず持ってしまったのかよくわからない。
○ パンを口に含みながら青葉をスキーに誘うひふみ。かわいい。
△ スキー場でサバゲーは他の客の迷惑になるのではないか?
△ スキーで人の正面に止まるのは難しく、少しでもブレーキが弱いと激突してしまう。隣に来るようにしたほうが自然か。
△ ゆんがサウナで顔にタオルを乗せている理由が明かされなかった。はじめの発言から息苦しさを軽減するためであると予想されるが、美顔のためなど、他の理由も考えられる。
□ ねねっちの友達(?)初登場。ねねっちとどのような関係なのか気になる。2期にも出るのだろうか。
○ 「くまった~くまった~」は、ドラマCD1の青葉とコンビニでのセリフである。このようなストーリーの繋がりは面白く、またそれを知らなくても違和感がない。
□ 「44度の焼酎」でオーダーは通るのか?
× 青葉がお酒を舐めるシーンは必要だったのか。ストーリーや展開的にも無くても影響を与えないし、いたずらにキャラクターの好感度を下げる描写は止めてほしい。

 

 総括

○ ゆんの関西弁に違和感をもった関西人もいたようだが、ゆんは三重県出身であり、中の人(竹尾歩美)も三重県出身である。さらに自分なりに三重弁らしさを演技に加えていたらしい。批判していた輩は反省して欲しい。

× 冒頭にも書いたように、この作品は青葉の「がんばるぞい!」というセリフで有名になったことは揺ぎない事実である。原作で1回しかこのセリフは登場していなくても、ファンのために2~3回くらいは入れて欲しかった。(違和感なくこのセリフを入れられる場面も多数あった。)

△ 13話(OVA)は全巻購入特典であったが、単品として売ってもよかったと思う。乳首の露出も無かったし、需要も高いと思われる。

□ このアニメを見た感想として、某白箱アニメと混同し、「本当のゲーム制作会社はこんなのじゃない!」や、「サクセスストーリー過ぎる」などの的外れな意見が散見されるが、そのような批判をするヤカラは、このアニメのコンセプトを全く分かっていない。昨今問題になっているブラック企業やセクハラ・パワハラなどの問題から、「はたらくこと」そのものに対してネガティブなイメージが付いてしまっている。このアニメははたらくって青春だ。」というキャッチコピーからも分かるように、「はたらくこと」とはお金のためだけではなく、生きがい・やりがいを得ることがとても大切なファクターであることを視聴者に伝えたかったのではないかと思う。

◎ いろいろ直すべき箇所はあったが、2期が決まってとても嬉しい限りである。

アニメ批評「あんハピ♪」(2016年春)

アニメ「あんハピ♪」の円盤売り上げ枚数が爆死した大きな理由
・キウイ眼、まつ毛の着色が気持ち悪すぎる。
・視聴者に対して不親切で分かりにくい描写が多かった。
・2度も風呂シーンをカットした。
・ハナコの胸のサイズ、牡丹の病弱さ、などの細かい箇所で一貫性が無く設定や演出が甘い。

各話に対する細かい爆死理由や気になった点を以下に記す。

1話「4月7日 不幸な入学初日」
・まず杏、瑠璃、牡丹が登校するシーンで、
杏→母に見送られて楽しげに登校
瑠璃→一人で登校(花のアップ)
牡丹→薬を持ちメイド2人に見送られ登校
このような3人の差を見せたかったのであろうが、パートが次々に移るため誰がどこで区切られているのか初見では分かりにくい。
・キウイのような目が気持ち悪い。原作でも多少キウイであったが、アニメになると強調されすぎて気持ち悪すぎる。
・杏が橋から落ちてひっかかっているシーンでは、「髪がひっかかって痛い」と言っていたが、どこにどうひっかかっているのかの描写が全く無い。
・瑠璃が助けに行こうとするとき、「喋っちゃダメ、落ちちゃうから」の理由が不明。(じっとしていろという意味か?)
(以後、瑠璃のことをヒバリと呼ぶ)
・杏が犬を投げた後、たまたまヒバリの頭に乗ったから助かったものの、一切犬を受け取ろうとしなかった。
・「は・な・こ?」とBGMのタイミングがほぼ一致しているが、意図的ならキチンと合わせて欲しかった。
(以後、杏のことをハナコと呼ぶ)
・牡丹に握手を求められているとき、ヒバリが指に触れるだけなのは冷たすぎる。(次にハナコが握手をする際に怪我をするという展開に運びたかったのは分かるが)
・小平先生が「毎日皆さんの不幸度をしっかり測定しながら」と言っているが、「測定」とは単なる「運試し」であることなのか分かりにくい。そもそも「不幸度」とは何なのか?
・骨折が数時間で完治している牡丹。怪我しやすく治りやすい体質?
・直売店の看板を見て、あの人(看板)を想い出すヒバリの演出は少々分かりにくい。
・黒猫はどうやってカカシの頭に乗ったのか。ハナコの頭を使って降りられるのは高さがあるからまだ分かるが。
・看板の写真を見て「この写真の方(かた)は?」と訊く牡丹。
・看板のあの人のことを想うヒバリを変人扱いしている視聴者も多いと思うが、これが一般人から見た我々に対する感想なのだろう。看板もアニメキャラクターも2次元であり、決して叶わぬ恋である。
・ハナコが卵を割ったかの確認の前に小平先生が「全員卵を割ってしまったようですね」の発言。クラスの雰囲気から察したのか?

2話「4月11日 ハイテクな身体測定」
・ハナコが趣味は自動販売機でジュースを買うことと言っているが自動販売機が出てくるのはこの話のみ。
・黒いクローバーの茎が下を向いている謎は最後まで分からずじまい。
・ピコメートルまで測定可能なのに出力された値は100ナノメートル単位(1ピコメートルの10万倍)
・全部最新の測定器と言いながら身長を測る機器はセンチメートル単位(ミリメートルまで測るのが普通では?)
・ヒバリが卵を割るだけで「すご~い」と歓声を上げる料理部員たち。
・部活見学(体験)で5メートルも走れなかったのに動物に追いかけられたときは走れる牡丹
・額にMの字が入っている猫はメスだという演出はかなり分かりにくい。Mではなく♀マークや吹き出しなどで、メスだけが蓮のほうへ向かったと分かるようにすべき。

3話「4月28日 はじめての幸福実技」
・電柱にひびが入るほどの衝撃で激突する響。
・響と蓮を見て変わった二人と言う牡丹に対し、牡丹とハナコもそうだと思うヒバリ?少し分かりにくい。
・前歯を負傷する牡丹、次の話には治っているが、痛々しすぎて心配になる。
・好きな人を叫ぶ問題でイリオモテヤマネコがダメなら工事現場の看板の人もダメなのでは?

4話「4月29日 ナゾナゾな罰ゲーム」
・ハナコのいちごオレを弁償せず謝罪だけで済ます飼い主。
・結局ケーキは食べたのか?
・牡丹のメイドが言っていた「さゆり」とは誰か?最後まで分からず。
・猫にひっかかれた傷が一瞬で回復するハナコ。
・響のセリフ「一言で言うなら…それは」の続きは何なのか。
・響がシャッターを押した瞬間、牡丹とヒバリは笑顔ではなかったが、写真では全員笑顔になっている。

5話「5月9日 迷子の登校風景」
・響の青まつ毛が気持ち悪い。
・「碌な目に遭わなかったことは無い」では逆の意味になる。
・ハナコの吐血、顔の傷は重症すぎて心配になる。
・指を指された方と逆を行こうとする響。
・ヒバリを恨む響だが自分の迷い癖が原因であることは分かっている?が「報いを受けてもらう」と言っている。(照れ隠し?)

6話「5月30日 みんなで遠足」
・蓮の発言「うまい」より「おいしい」のほうが適す?
・ヒバリが「ハナコって悪運はわりとありそうじゃない?」と言っていたが、悪運の意味は「悪いことをしても報いを受けない」という意味である。
・人の物を躊躇無く(熊に)投げるのはどうかと思うし、熊を怒らせるだけで撃退できないのでは?
・小平先生が熊を動物園に返すと行っていたが、1発目は通常の銃で撃っていたように見える。

7話「6月28日 はなこのお見舞い」
・進撃の園児はハナコがいつも笑っていて子供のようだという比喩?
・烏「かー」蛙「える」で「帰る」を表していたが、エルは無理矢理過ぎる。
・ハナコが髪飾りを直そうとして壊したが、それが不幸に繋がる描写は無かった。
・蓮が響のことを「うるさい」と言ったとき叩く力が強すぎる。

8話「7月11日 戦う期末試験」
・ジャンケンゲームで負け続けた際、ズコズコパンチされる意味が分からない。ハナコがやっていたから故障して誤作動を起こしたのか?
・減点方式なのに120点の蓮。機械の女心も奪って得たのだと思うが分かりにくい。
・プリーストがアーチャーに強いこと(睡眠魔法で即死)を牡丹は分かっていたようだがいつ知ったのか、また、なぜ響はそのこと知らなかったのか。
・5人以外が闘った別のコロシアムがあったのか、コロシアムの前に他の全ての生徒が10回のゲームをやり終わったのか?
・ヒバリのセリフ「夢に見た」→正しくは「夢で見た」であろう。

9話「7月13日 波乱の合同授業」
・冒頭、ハナコはどうやってどのように引っかかったのか。
・水温がある程度高くても、そのまま拭かずにいたら風邪をひくのでは?
・教師が大根を黒板に叩きつけるのはどうかと思う。
・コンロをわざと壊した訳ではないのだから他のコンロを貸し与えるべきでは?
・夏野菜を使った料理とデザートというテーマをキチンと発表していないのは視聴者に対して不親切。
・「なぜお前たち、幸福クラスなどが天之御船学園に存在するのか」という言葉を生徒らに言うのは教師として不適切。
・なぜ風呂シーンをカットしたのか
・牡丹だけの水泳キャップをしている謎。また、どうやって全ての髪の毛を入れたのか。
・水に潜るのにどうしてゴーグルを外したのか(金属を含んでいる?)
・水に潜る勝負では即脱落の牡丹、水を飲んで溺れていたハナコだが、落雷を避けるためにプールに潜ったときは長時間潜れる牡丹とハナコ。
・どのようにチモシーを利用してプールへの落雷直撃を避けたのか分からない。

第10話「7月20日~ 私たちの夏休み」
・響の歌ったキャラソンのサビがCDのと仕様が違う。(Knock KnockとMap Mapの部分)
・後にヒバリのキャラソンが流れるとは言え、ヒバリの歌う時間が短すぎて違和感がある。
・ヒバリのキャラソンを、ヒバリからあの人(看板)への歌だと思っている人もいるかもしれないが、ヒバリが幼い頃に母親が歌っていた曲である。
・ハナコの大胆なヘソ出しルックが映る時間が短い。
・謎の少女(狭山椿)がヒバリとぶつかり、そそくさと逃げた理由が最後まで不明。
・以前に比べてハナコの胸が成長している。
・ヒバリの「牡丹、妹さんがいたのね」のセリフに対する牡丹の反応が謎。(自分で言っておきながら少し慌てている)
・響とヒバリが競争する際、何故2人とも気絶するまで潜水をしたまま息継ぎをしなかったのか。(デスマッチが常識の世界?)
・蓮がスイカ割りで響、ヒバリ、ハナコの3人も棒で叩いているのは酷すぎる。
・わたあめ500円は高すぎ。
・リンゴ飴、わたあめ、チョコバナナの棒が折れてしまうのはまだしも、チョコバナナの屋台を破壊するのは、やりすぎ。しかも、たこ焼きは普通に食べられる謎。
・チモシーの下半身が5人を追い掛け回したのは屋上に上がらせて花火を見せるため?
・キャスト欄でチモシーと狭山椿が同じ声優ということは今の段階ではバラさないようが良かった。兼役は普通省略されるのになぜ敢えて書いたのか。

第11話「8月18日 嵐の林間学校」
・「チモチモー」を「仲良し」と理解できた響の理解力。
・蓮が「おふとん」と文字を彫っただけなのは、「好きな物」を作っていい→大好きな「おふとん」の文字を彫ればよいと思ったから?
・ハナコの作品が爆発する理由が不明。SEも相俟って誰かが撃っているように見えてしまう。
・蓮の「おふとん」のセリフの直ぐ後のアイキャッチで「おふとん」の作品が変わっている。先生に修正するように言われたのか?
・まさかの入浴シーンカット
・寝るときにハナコの髪飾りを外していたが大丈夫なのか。近くに置いておくだけで効果有り?
アイキャッチ、蓮の「こわいな~」の天丼。どうせやるなら2回言って前回と合わせるか、「やだな~こわいな~」などとパターンを変えたほうがよかったかもしれない。
・ヒバリが目を覚まし上半身を起こしただけで起きるハナコ。
・鬼ごっこでいきなり最初に捕まえられた子は可哀想。
・水車にひっかかるが、めくれないハナコのスカート。
・ハナコの笛が鳴らなかった理由が不明。(何か詰まっていた?)
・木彫りを見つけて合流したらボーナス点が入るが、合流した判定はどうやってするのか?(終了時?)
・「やはり無理か!」のタイミングが早い。何をもって「やはり」なのか?
・綺麗な編隊?
・最後のシーン、響が小平先生に見つかったのかと視聴者に誤解させる。

第12話「8月19日 幸せな林間学校」
・チモシーが「星チームと月チームのマークを3つずつゲットした」と言っていたが、捕まったら負けなのかマークを取られたら負けなのか分かりにくい。
・しれっと「おふとん」の変わった姿がズームで映っているが、いつ何故変わったのか、やはり分かりにくい。
・響は元陸上部のエースらしいが、高校では蓮と一緒に居たいが為に入らなかったのか?
・毒草の類を全て排除しているが櫨の木や沼は放置している謎。
・「植物ならあの人たちのほうが」で意味深に回想されるヒバリの両親の謎は最後まで回収されず。
・兎が身を挺して肉になろうとして「無茶はダメだ」と止める蓮。兎の脳内を見通せるのか。
・檻の目が広く、横に抜ければ脱獄できそう。
・蓮に「どうしたの、響?」と言われたときに慌てていた響。このときにヒバリの木彫り作品を見つけたようだが分かりづらい。
・二人分の体重以上の衝撃に耐える牡丹の右腕。病弱設定はどこにいったのか。
・ハナコの胸が大きくなりすぎ。今までつるぺたを気にしていた描写は何だったのか。
・チモシーに逃げられてがっかりするハナコだが、一瞬過ぎて分かりにくい。
・全裸の響SDの胸が違和感ありすぎる。
・畳の上で眠れなかったヒバリだが野宿ではぐっすり。
・5人揃った写真は誰がどうやって撮ったのか?
・狭山椿がどのような子なのかは最後まで明かされず。

 

総括

2期を匂わせるような終わり方であったが、残念ながら2期は円盤の売り上げから見て絶望的であろう。続きは原作のコミックを買うか、掲載されている「まんがタイムきららフォワード」で見るしかなさそうだ。原作や掲載元の雑誌が売れても、おそらく2期には繋がらないので、円盤やCD(CDも円盤だが)、グッズを積極的に購入することを勧める。あまり知られていないがキャラソンがかなり多く出ているので、それを買うことでも2期への架け橋にはなりそうだ。